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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第十九話 強奪と僅かな休息
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解したうえでの発言だろう。勝率を計算して、その上で最も勝てる可能性が高いものを選んだだけなのだ。その先にたとえ自己の死があるとしても。
「貴方の覚悟に水を差すようで悪いのですが、貴方ひとりで果たして四人の内の二人も足止めできるのですか?貴方自身が言った発言ですが貴方は戦闘向けではないのでしょう。ならば我々がまだ戦っている間に貴方だけ敗れて我々二人は同時に二対一になることも押して知るべしです。些か無謀では?」
そう、確かに戦略としては最も弱いクラウディウスが時間稼ぎに徹するのは正しい。が三騎士もアルフレートもこの場において弱者であるクラウディウスが時間を稼げる程、甘い相手ではない。
「でも、実際それしか手はない。一対一ですら勝てるか分からない相手に二対一なんて無謀だ。それを理解した上で話してるんだから足止めの策ぐらいあるんだろ?」
「肯定です。アルフレート一人に関してならその場に完全に釘付けすることが出来ます。そうすれば後は三騎士の一人を足止めするだけです」
敢えて三騎士の一人を足止めする事を『だけ』と豪語するクラウディウス。それは自らの命を犠牲にしてでも止めるという決意だと二人は感じる。
「貴方がそこまで言うのならばわかりました。アルフレートと三騎士のうちの一人は任せます」
その後も三人は今夜の戦いのために策を練り続け、蓮は司狼がここにくることを待ちながら英気を養っていた。
******
―――昼・病院周辺―――
司狼とティトゥスは教会から逃げ切った後、病院の近くまで来ていた。教会から遠目で見て破壊されていないことからもしかしたらスワスチカが開いていないかもしれないと希望的観測をもってきたのだが、
「こりゃ洒落にならねえな」
「全くだね」
ティトゥスが近くのコンビニで買ってきた飲食物をティトゥスと司狼は食べながら病院をみているのだが、
「やっぱ如何みても開いてるよなー。っていうか俺らはともかくここにいる奴ら全員やばくねえか?」
「そうだね、実際問題やばいどころじゃないよ。君みたいな馬鹿はともかくここにいる一般人、ましてや患者にとっては下手すれば死ぬ結果になるだろうしね」
「馬鹿ってお前な……まあ、香純の奴が居るみたいだから連れ出しては来たけど如何っすかね〜」
司狼の座っているベンチの隣には寝ている香純が居た。発言どおりティトゥスがコンビニに行ってる間に病院に忍び込んで連れて来たのだ。勿論無断で。
「後先考えずに行動して獣みたいに幼馴染に欲情してつれてきた君は充分馬鹿の類だと思うけど」
「阿呆、オレがコイツなんかに勃つかよ」
「ほう、じゃあ男に興味お有りで?俺にそっちの気はないから勘弁して欲しいなー。それとも藤井蓮だったかな。
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