第四幕その十一
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それもね」
「そうしたことは絶対に駄目だよ」
暴力はとです、先生は強く言うのでした。
「あんなものは最低のものだよ」
「そのことは本当に同意です」
「僕もだよ」
トミーも王子も先生のその言葉に頷きます。
「そんなことをしても」
「相手の心と身体が傷つくだけですね」
「その通りだよ、だから僕は何があってもね」
それこそ、というのです。
「暴力は振るわないよ」
「それが子供の頃からの先生のお考えですね」
「絶対に変わることのない」
「そうだよ、それだけは絶対にしないから」
それで喧嘩もというのです。
「まあサラには言われっぱなしだけれど」
「けれどそれでもですね」
「うん、言葉でもね」
例え妹さん相手でもだというのです、そして言葉であっても。
「暴力は嫌いだからね」
「それが先生ですね」
「うん、暴力は嫌いだよ」
それは絶対にというのです、そうしてです。
先生達はお茶の用意をしながら日笠さん達を待つのでした、そしてその日笠さんがお菓子を持って来ました。
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