第2章 風神竜と謎の男
第10話 胎動する陰謀
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「俺はこれでターンエンドだ」
「やるね、遊雅……まさか、そんなコンボで《ジュラック・ギガノト》を除去して来るなんて」
「へっ、あんな厄介なモンスターをいつまでも残しておくわけには行かないんでな」
「なるほどね、確かにそれは同感だよ。僕のターン、ドロー!」
秋弥はドローしたカードを確認し、次の行動を起こした。
「僕は《ジュラック・プロトプス》をリリースして、《ジュラック・ヘレラ》をアドバンス召喚!」
《ジュラック・プロトプス》が炎に包まれる。
炎が消えた時、その場所に立っていたのは、2門の大砲を背負った二足歩行の恐竜だった。
《ジュラック・ヘレラ》
☆☆☆☆☆☆ 炎属性
ATK/2300 DEF/1500
【恐竜族・効果】
《ジュラック・ヘレラ》以外の自分フィールド上に守備表示で存在する『ジュラック』と名のついたモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、このカードを手札または墓地から特殊召喚できる。
「更に、《ジュラック・ヘレラ》を選択して、手札から《テールスイング》を発動!」
《テールスイング》
魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル5以上の恐竜族モンスター1体を選択して発動する。
相手フィールド上に存在する裏側表示モンスターまたは選択した恐竜族モンスターのレベル未満のモンスターを合計2体まで選択し、持ち主の手札に戻す。
「その効果により、遊雅のフィールドのレベル6未満のモンスター2体を、手札に戻してもらうよ!」
「なにっ!?」
遊雅のフィールドのモンスターは《シールド・ウィング》と《霞の谷の戦士》のみ。
当然、その2体はどちらもレベル6未満だ。
《ジュラック・ヘレラ》が振り回した尻尾に弾き飛ばされた2体のモンスターはそのまま消滅する。
「くそっ、俺のモンスター達が……!?」
「そのままバトル!《ジュラック・ヘレラ》で、遊雅にダイレクトアタックだ!爆・竜・砲!!」
《ジュラック・ヘレラ》が背中の大砲を遊雅に向ける。
照準を済ませた《ジュラック・ヘレラ》は、轟音を響かせながら2つの燃え盛る砲弾を放った。
砲弾は遊雅の両隣に着弾し、けたたましい音と共に爆発した。
「うわぁっ!?」
南雲 遊雅
LP/2900→LP/600
「南雲のライフポイントも残りわずかか……さぁ、どうする……?」
「僕はこれでターンエンドだよ」
「くっ……俺のターン、ドロー!」
遊雅のドローカードは、《フレスヴェルク・ドラゴン》だった。
(やっと来てくれたか……けど、今の状態じゃ……)
遊雅の手札は《フレスヴェルク・ドラゴン》、《シールド・ウィング》、《|霞の谷《ミスト・
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