”狩人”フリアグネ編
六章 「狩人」
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ぁ、ある意味で俺のミスが原因だからな。それにだ、シャナ」
真っ直ぐにシャナの眼を見る。気合い負けしないように、俺の意志を通す為に。
それなりに言い負かされて、みっともなかったしな。それに、戦闘中も見せ場がなかったんだ。ここいらで一発、バシっと決めるか。
「これ以上、トーチは増やさせない。それがトーチに……いや、ミステスになった俺に出来る唯一の事だろうからな。この身体の元の持ち主だって、きっとこうする筈だ」
怒りと呆れが混ざったような眼で見返してくるシャナ。だが、もはや何も言うまい、ってな具合で数瞬の間、眼を閉じた。
これが最善の選択だと信じているが、最良の選択だったかどうかは分からない。
――いや、きっと最良の選択だったさ。
そう、後で振り返った時に笑って思い出せる結果になると信じたい。
そんな俺達の戦闘や決断など関係なく、世界は再び時を刻み始めた……… 。
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