暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
87話:キレると怖い人っているよね
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の姿があった。
「―――っ!」
「かれこれ二時間近くは経ってる。その間休憩の一つもなしだ」
「なんだと…?」
二時間。こっちに戻ってきてから今までに経った時間と同じだ。それはつまり、彼女がこっちに戻ってきたのとほぼ同時に始めたということだ。
士は数秒間スコープを覗き込んだまま固まった後、ヴァイスに投げて返した。
「ヴァイス、ヘリの整備はもう少し掛かるか?」
「そうッスね…もう少しは」
「だったら、もうしばらくティアナの事を見ていてやってくれないか? あまりに長くやるようなら、止めてやってくれ」
「いいッスけど……士が行けばいいんじゃないか?」
ヴァイスがそう言うが、士は降参とでもいうように手を上げた。
「止めてくれ、キャラじゃない。それに最初に見つけたのはお前だ。それに、お前の方が説得力あるんじゃねぇの?」
「っ……そう言われると、自身ないな…」
「無理矢理に止めなくてもいいさ。ただ忠告ぐらいはしておいてくれ」
先輩だろ、銃を扱う者としての。笑いながら士がそう言うと、ヴァイスが渋い顔をする。
「それこそ止めてくれよ、俺はとうの昔に銃を捨てた」
「どうかな? お前も男だ、一度手にした銃を簡単に捨てられる訳がない」
「ぐっ…でも、俺は…」
「まぁ、それはいいや。とにかく、ティアナの事を頼むぞ」
「あ、ちょっと…!」
士はそう言って、ヴァイスの制止の声を背中に受けながら屋上から出ていった。
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