暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
87話:キレると怖い人っているよね
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
るまで、ユーノ先生の護衛を頼まれてるんだ。交代、お願いできる?」
「了解!」
「エリオ、キャロ。現場見分、手伝ってくれるかな?」
「あ、はい!」
「今行きます!」
「それじゃ、また後でね」
フェイトはそう言い残し、エリオとキャロを連れて別の場所に向かっていった。
「―――じゃあ、俺も行きますか」
「あれ? ユーノ君と話してたんじゃないの?」
「あぁ? 別にこいつと話す話題なんて、これと言って持ち合わせてねぇからな。二人で話して来い、久しぶりなんだろ?」
「それを言うなら君ともなんだけどね」
俺はいいんだよ、と言い残して、背中を向けて手を振りながら別の場所に向かった。
「―――士さん」
「ん? ティアナか…」
その途中、おそらくなのはに説教されたのであろうティアナが、森から現れて後ろから話しかけてきた。
ティアナの表情は沈み込んでいて、視線を下に向けていた。
「なんだ? 仕事の方は行かなくていいのか?」
「…少し、時間いただけますか?」
「―――嫌だ」
「……え…?」
なんかマイナスな話し始めそうな雰囲気だったので、取りあえず断っておいた。
「どうせ謝罪の言葉でも並べるつもりだったんだろ?」
「ど、どうしてそれを…」
「そりゃあお前、俺はお前よりも長く生きて、長く人を見てきたからな。それなりにわかるんだよ」
そう言い、後ろにいるティアナと向かい合う。そして腰に手を当て、不満気な表情を露わにする。
「お前な、謝るぐらいなら最初っからやるんじゃねぇ! 怪我人が出てからじゃ遅ぇんだかんな!」
「は、はい…! すみま―――」
「だから、謝るなっつってるだろがドアホ! 終いにはキレんぞバカが!」
「はいぃ!(もうキレてると思いますが…!)」
あぁ、畜生! 話してると余計にイライラしてくるな、もう!
「取りあえず! 俺が言ったことの意味は分かってるな?」
「は、はい。なのはさんにも、同じような事を言われました…」
「ならよし。それを忘れないようにな」
そんじゃ、行ってよし。と言って再びティアナに背中を向けた。
「現場見分、スバルと変わってこい。多分もうしばらくすると終わりだから、最後までしっかりやってけよ」
「は、はい……」
ティアナは静かに返事を返し、そのまま別の場所へ向かって行った。
しばらくするとロングアーチから連絡が入り、六課メンバーは隊舎の方へ戻ることになった。
時は既に夕暮れ時、六課の隊舎に戻った士は残っていた仕事を終わらせ、自室に戻っていた。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ