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Angel Beats! the after story
大山組
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長就任式の準備があるからここらでお開きだ。楽しかったぜ」
数人の男たちが入ってくる。
「いや、もうちょ「お引き取り下さい藤巻さん」
両肩を掴まれ無理やり藤巻は部屋から追い出される。俺らも素直に出る。
「本当に楽しかったぜ……藤巻くん」
言い終わると共に障子が閉まる。
「おい!大山!」
障子をぶち壊さんとばかりに腕を振り上げたが、すぐに脱力し空き部屋に移動すると崩れ落ちる藤巻。
「へへ、間に合わなかったのか。笑えてくるぜ」
状況が分からない俺らに藤巻はただ絶望していたが一人だけ藤巻を立たせる人がいた。
「しっかりしなよ藤巻!状況がよく分かんないけど、あんたはこんなところで諦めるようなやつなのか?カッコ悪くてもいいから最後まで勝負を投げ出すな」
胸ぐらを掴まれていた藤巻は掴んでいたひさ子の右手を掴み、そっと放させるとひさ子を抱きしめた。
「俺にそんなことできるのか?」
いきなりで驚いたひさ子だったが、優しく微笑み抱きしめ返す。
「できるよきっと。あんたのことはあたしがよく知ってるんだから」
何かハブられてる気がするな。
「二人だけの空間を創りやがって。今は俺たちがいるのを忘れんなよ」
「そうですよ藤巻氏。僕らがついてます」
「これ以上の面倒はゴメンだが、付き合うと言ったんだ。最後まで付き合ってやる」
ひさ子から離れた藤巻は目元を拭う。
「どんな結末になるか分からねぇが最後まで頼む」
まるで戦線の頃に見せていた悪ガキみたいな笑顔をしていた。
「あとさ、ひさ子ありがとな。おかげでやれる気がしてきた。お前が俺の隣にいて助かった」
「あたしを抱きしめたんだ。責任は取ってもらうからな」
責任と怖いことを言うがひさ子の顔を見る限りじゃ悪いことをではなさそうだな。
「大山の記憶が戻ってるのが分かったんだ。どんな手を使っても大山を取り戻す」
今更だが戦線最後の噛ませ犬は立派に成長したのを俺らはこの目で見た。
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