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『自分:第1章』
『男達』
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った瞬間彼氏面。
ごっつ焦った。
ホンマにビックリした。
消費者金融の借金も俺が払うよって急に現金差し出されて怖かった。
迷わず遠慮さしていただきました!
何なんこの人!!
もしかして、なんかどっかが変な人?
30後半で独身やし...
性格に極度の難あり?
いやいや、それ他人のこと言える立場じゃないよね、零那は。
結局、付き合うことになったわけで...
この人は、性癖に問題ありで...それが解って気持ち悪くて受け付けれんくて...
最終的には、零那の荷物から友達の連絡先書いたノート見つけて、勝手に連絡して何か聞き出そうとしたり、そんな事があって、掴み合いの喧嘩になりました。
ママまで巻き込んで零那を呼び出したり散々でした。

嫌気がさした頃、19歳の頃から友達で、デリの時も、いっぱい助けてくれたりした、13歳上の人と逢う事になった。
『祭り、ワシが指揮とるけん来るか?隣居ったら平気やけん』って。
此処は男祭り。
だから隣の市は逆に女が凄い。
彼氏が居る子は絶対祭り行かして貰えん。
タチ悪い連中多いから。


でも、指揮とるんやったら、隣に居れるんやったら...
『行きたいっ!でも邪魔にならん?』
『離れて居られた方が守ってやれんけん邪魔になる!来たいならワシの隣や!』
『行く行く!』
祭りはめっちゃ楽しかった。
迫力満点やし綺麗やし...
ずっと見てきた男友達が、ただの男に見えた。
祭りマジックやな。
普段おとなしい女でもクソヤンキーみたいに変身するもんなぁ...
祭り期間中、家には帰らずに泊まった。
帰ったらあの気持ち悪い男が居る思たらゾッとしてイヤやったし、タクシー代も高い。
泊めて貰ってる間は何もなかった。

祭りが終わって帰って、MATSURIに出勤したら男は第三者を連れてきて営業妨害...
大人のくせに恥ずかしい...
最初のあの印象は何だったんやろ...
とんだ勘違い。
とんだ見かけ倒し。
ほんっと気色悪い。
散々嫌いになって終わった。

で、13歳上の祭りで男を見せた友達と付き合うことに。
しょっちゅうウチに来てた。
てか、殆ど住んでた。
マイペースで、おっとり系に見えるけど、怒らしたら最悪。
人格変わるヤクザ。
本人は背中見せて『墨入ってなかろ?カタギやし』って。
いやいや、背中は何回も見てるから知ってるけど指無い理由はソッチ絡みやん...。

まぁどぉでもえんやけどね、現役組員かどうかなんか追求したとこで何も変わらんし。
この人は、零那がマダ結婚してた頃、口説いてきてた。
『人妻ってええよね』とか馬鹿なこと言いながら。
でも、デリで呼んでくれて助けてくれてた時は、いっぱい色んな話をしてくれて飲んで楽しく過ごしてた。
礼儀や常
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