『蒼眼』
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種軍団が混じってる噂が出回ってましてね。
上位ランカー集団で世界大会優勝の常連。
チーム名はアンデッドworld」
「その・・・アンデッドworldが?」
「人の話、聞いてました?」
変な視線を感じる。意図的な軽蔑の眼差しを感じる。
会話の意図が上手く把握出来ない自分に苛立ちを感じながら会話を続ける。
「要するに簡単に完結に説明すると。
オフ会で誘って頂きますで終了ですよ〜理解出来ました?」
絶対、挑発してるよな。
喧嘩売ってるよな。私の相棒でも限度が有るんだが・・・彼は知ってるのか?
「大体、理解出来た」
「ですか。
次のステップに進みましょう」
チャットが終了したのか画面が変わる。
変わった画面の先は幹凪のゲームアバターらしきキャラが椅子に座って挑発的態度で私を見ている。
その腐った目は幹凪に似ていて調子に乗っていた。
「俺も俺で調査してるんです〜よ。
俺が最近ハマったオンラインゲームのオフ会で行方不明者が出たんですよ。
オフ会を開いたのが・・先程、説明したアンデッドworldでオフ会の内容が複雑で曖昧なんですよ」
「複雑で曖昧?」
「暗号で記されたメールを一定のキャラに送信して暗号が解けたプレイヤーだけがオフ会に参加出来る。
メールが送られたプレイヤーはゲーム内で最強クラスの実力を誇った最強プレイヤー達でね♪
最強のプレイヤーだけが解読出来る暗号を解いてオフ会参加券を獲得なんですが・・ね〜」
「話の意図も話の終着点も見えないんだが・・・?」
「頭が硬いですね〜。
脳ミソまで鉄筋ですか?」
脳ミソ鉄筋?生まれて初めて言われた単語に私は絶句した。
年下の部下「一応相棒」に舐められてる?確かに考え方が硬いとか考え方が古いとかは上司に散々、言われた。
年上に言われるは我慢出来る。年下に舐めた口調で言われる?非常に腹が立つ。
「暗号を解いたプレイヤー達はオフ会の開かれる店に向かった・・・ですが何名か行方不明で行方知らず。
オフ会解散後まではオフ会に参加したメンバー達と騒いでたらしいですが・・・不確定要素が多いんですよね。
で、俺も丁度暇だったんで調査名目の暇を持て余す為の時間潰しで始めたんですが中々、面白くてですね〜。
大会に出場したんですよ。見事、結果は世界ランク三位で落ち着きました」
「え?」
「初日でレベルカンストはキツかった〜。
職業も安定で最強のバーサカーで攻守共にトップレベル!
でも、唯一スピードが初期設定キャラ並なんで3位が限界ですよ!」
「うん?う〜ん?
凄いの?」
彼の会話は理解出来ない節が多い。
私が世間知らずなのか?裏世間には詳しいが表世間は薄い。裏世間に関わり過ぎた代償が表世間の情報疎さ。
「最近は一日20時間連続プレイで頑張ったんですよ〜?
夜な夜な睡
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