『蒼眼』
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縛りつけ孤独を愛する。
「ラッキーボーナスステージ!?
嘘?マジで!?」
自分が興味を抱いた抱けた物意外は無視、私が彼の相棒なのは幹凪が私に興味が有るからだ。
男が趣味?そもそも性に興味を抱けない彼に性別は関係ない。
「書類名『蒼眼』書類提出者 南 透」
「終わったですか?」
「一応ね。
脱字確認とクインケの回収で今日の作業は終了だ」
「先輩のクインケは整備回数が他のクインケに比べて多いですね」
「構造が複雑だからな。
整備が欠かせない」
幹凪のクインケの様なクインケは戦闘を連続で行っても整備の必要はない。
個人差が有るが戦闘の度に整備する喰種捜査官も珍しくない。
が、私のクインケは精密で複雑な構造で戦闘が無くとも週に3回のメンテナンスが必要なのだ。
「先輩のクインケ・・・俺は嫌いです」
「好き嫌いで決められる物じゃない。
適材者か不適者かだ」
「戦場を選ばない武器が断然良いじゃないですか〜?
先輩のクインケは戦場を選ぶ以前に戦闘に適さない」
「確かに・・・私のクインケは『戦闘』には向いてないね」
脱字は確認出来ない。後は保存してプリンターで印刷すれば今日の仕事は終了だ。
「お疲れ様で〜す。
昨日は大変でしたね〜」
「え、昨日?」
「時間、確認した方が良いですよ?」
部屋に固定された時計を確認する。時間は0時3分で今日の作業は昨日の作業に変わってしまった。
睡眠時間が減るな。保存を確認、パソコンの電源を落とす。隣の席の相方がパソコンを終了すれば自宅に帰れる。
「君は帰らないのか?」
液晶画面に視線を向ける幹凪は無言だ。
ゲームに夢中で聞いてないのか?私は隣のパソコンの画面に確認する。
「掛かったね」
ゲームの戦闘画面で敵キャラとチャットしている?
「誰だ?」
「俺も知らないで〜す」
チャット内容は・・・・なんだ?日本語と英語が混じった会話・・・なのか?
会話に見えない。適当にキーボードを打って互いに煽って様に見える。
「会話の内容が理解出来ないんだが?」
「暗号ですよ」
「暗号?」
「最近ですね。
ネットを利用した捕食事件が多発してるじゃ〜ないですか」
ネットを利用した捕食事件は年々増加している。
ネットで会話『チャット』して知り合う。会話相手が喰種と知らず人間は会う約束をする。警戒心が薄れるのがネット捕食の真相だ。
「で・・・オンラインゲームのクランで喰種がオーナーのクランが存在する噂を入手したんですよ」
「クラン?」
「ギルド・・・・・・う〜ん。
先輩に説明するのが難しいな〜」
悩んだ末に結果は・・・・・?
「チームって言えば理解出来ますか?」
完全に馬鹿にしてるな。私の知識不足が原因だが・・・あれ?私は彼の上司だよね?
「そのオンラインゲームの集団で喰
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