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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
23 闇よりの使者
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警戒して身構えると、オルシーナは男に見せるような笑顔で私にその要求を告げる。
「私達は貴方の旗の下で戦いたい。
ロシュフォル教会でなく、新生ゼノビア王国でもなく、貴方の旗の下で」
「……理由は?」
「私達にも目があり、耳があります。
新生ゼノビア王国復興の立役者である貴方の話は、帝国兵達の寝物語から耳にしていました。
人体実験を行っていた魔女デネブを助け、悪徳商人で私達のお得意様だったトード様を引き込み、人魚の女王ポルキュスと手打ちをした手腕。
ここに来られる時、きっと私達に手を差し伸べるだろう。
そう信じて今日まで待っていたのです」
うわ。
向こうにも情報流れていたか。
派手に動きまわっていたからなぁ。
少し反省。
「私達はこのような経緯から、どこからも嫌われ、蔑まれてきました。
それでも手を差し伸べるのはきっとエリー様だろうと信じて待っていたのです。
それはこうして果たされました。
だからこそ、私達は私達を初めて受け入れてくれた貴方の下で戦いたいのです」
古の昔、
力こそがすべてであり
鋼の教えとやみを司る魔が支配する
ゼテギネアと呼ばれる時代があった。
ああ。
なんと過酷な言葉だろう。
だからこそ、きっと彼女たちは私の差し出した手を絶対に離さないだろう。
彼女たちは私の命で魔物にすら体を捧げ、命まで捧げるだろう。
私の行いが功績として世に広まり、魅『力』として彼女たちを捕らえて離さない。
それは、神すら見捨てた封印の地に利を求めた下心があったとはいえ、手を差し出した私の必然であり、背負わなければならない枷。
「どうか、私達を閣下の騎士に」
オルシーナが差し出したエストックを受け取る。
きっと、この剣を捧げる人もおらず、クラス的に騎士ではあったのだろうが、それを認める人は本人を含めてだれも居なかったのだろう。
受け取ったエストックをオルシーナの肩に当てる。
「我、誓いをもって汝らに騎士を授けん。
たとえ我が敗れ、命運つきようとも、我のため戦う事を誓うか?」
「たとえ我らの盾砕け、鎧朽ち果て、我らのこの身魔物に嬲られようとも、エリー様を護り続けん事を誓います」
工業都市ガボン・貿易都市ポーパハーコート・宗教都市キンシャサの制圧が終わると、この地の王国軍の総数は6000にまで膨れ上がっていた。
ドュルーダ修道会騎士団を中核にこの地で志願者を募ったからに他ならない。
神聖魔法が使えるテンプルナイトが入ったのは大きいが、ウェアウルフ・ウェアタイガーにブラックナイト、バーサーカーにヴァンパイア……
時々自分が帝国軍を率いているのではないかと錯覚する。
拠点を貿易
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