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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
23 闇よりの使者
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り。
この新ホーライ王国だが、国王と王妃をリア充ロードカップルことサイノスとアーウィンドに任せようと企んでいる。
その下に宰相としてジュルクをつけてやれば、悪い統治はしやしないだろう。
なお、このままだとデスティンと結婚して新ホーライ王妃になりかねないので先に塞いだという理由もあったりなかったり。
話がそれた。
サイノス・アーウインド・ジュルクの三人に後方行政を任せ、ポグロムの森従軍組で編成した私の信頼できる古参兵1000とアンタリア大地降伏兵3000の4000にてアンダルシルに侵攻。
宗教都市ヤウンデと自治都市ボッサンゴアは戦わずしてこちらの軍門に降り、北部の主要都市も抵抗する気はないらしく占領統治は驚くほどあっさりと進んだ。
その代償は、南下する時に払う羽目になるのだが。
「アンダルシルにいる魔族の総数が二万以上ですって!?」
仮拠点を置いている自治都市ボッサンゴアで私は悲鳴をあげる。
私に悲鳴をあげさせたのは、この地のロシュフォル教会に接触してもらったプリーストのエリナである。
「そうみたい。
魔導師ラシュディはガルフとなにやら取り引きをしたみたいで、ガルフのいるアンタンジル城には多くの帝国軍と、ガルフに従う悪霊どもがむれをなしているそうよ。
おまけに、帝国が来てからというもの盗賊が出るようになって、治安が悪化しているわ」
それにスザンナが疑問の声をあげる。
さすがに五倍の敵を相手に戦うと聞かされて顔が青ざめている。
「おかしいではないか?
それだけの戦力があるならば、どうしてアンタリア大地を我らが攻略していた時に援軍にこなかったんだ?」
それにはオデットが答える。
しっかりと夜ウェアウルフ達の下で喘いでいたためか実に眠そうだ。
「山の外側の結界のせいらしいわ。
ガルフに召喚された魔物や悪霊ならば山を越える事ができないのよ。
だから、魔の気配で凶暴に育った魔獣や魔界製の武器・防具が限界って訳」
このあたりの交易を担っているのが、ウェアウルフやウェアタイガー達である。
そのため、山向こうに彼らの作ったムパンダカ、アンタンジル、貿易都市イノンゴはこのご時世に繁栄を極めているとか。
山向こうの平原には生きている人間がおらず、湖をかこむ森ではゴーストやスケルトン等の魔物達で住めないという理由もあるのだろうが。
「それじゃあ、山の方には手を出さなくてもいいのでは?」
ヴェルディナが消極的意見を出してくる。
実際、ここが攻勢限界点に近いのだ。
ガルフというは、暗黒のガルフと呼ばれ、オウガバトルの時代に悪魔やオウガどもを統べていた魔界の将軍のひとりで、天空の三騎士の手によってその魔力をうばわれ、この地に封印される。
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