マブラヴ
0878話
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たりするが、エヴァやネギ、それにネギパーティがいる時点で身の危険を心配する必要は無いだろう。
それに……
「うわっ、また桜だよ美砂」
「花より団子だった円も、アクセル君と出会ってから変わったわねぇ……」
「それを言うなら美砂も……あ、ごめん」
「ちょっ、何よそれ!」
「お二人共。折角のお花見なんですから、あまり騒がないで下さいな」
「あらあら、まぁまぁ」
あやか達4人もいるしな。
「その、アクセルさん。私達が来ても良かったんでしょうか? それも、貸し切りなんて……」
そんな騒がしい面子を見ながら、広げられたシートの上に座って料理を楽しんでいると、不意にそう声を掛けられる。
声のした方へと振り向くと、そこにいたのはどこか居心地が悪そうにしているオウカ。
ただし、居心地が悪そうにしているのはオウカのみであり、スティングとアウルは花より団子とばかりに弁当へと手を伸ばしている。
そんな2人の横で、ステラは手に持ったおにぎりをゆっくりと口へと運びながらも、ひたすら桜の花に目を奪われていた。
そんな3人へと視線を向け、俺もまた今回の花見用に用意された行楽弁当の中の唐揚げを口に運びながら小さく肩を竦める。
「気にするな。確かにこの花見はハイヴ攻略の祝いで行われたが、同時にお前達の惑星調査を無事終了させた祝いというのも含まれているしな。それに、オウカってのは桜の花って書くんだろう? お前の祝いとしてはこれ以上ない程の場所だと思うが」
「それは……その……で、ですけど、わざわざ私達の為に貸し切りなんて真似をしなくても……」
照れくさそうに、クッキーへと手を伸ばすオウカ。
そう、俺達が今日いる京都の桜の名所としても名高いこの二条城一帯は、現在シャドウミラーで貸し切りとなっていた。
本来であればそこまでするつもりはなかったんだが、夕呼を通して日本の外務省に話を持っていったら、あれよあれよという間にこんな風になっていたわけだ。
そして……
チラリ、と混沌精霊特有の視力の良さでこちらから見えないようにして周囲に散らばっている者達を見る事が出来る。
あの制服は確かストライクダガーを引き渡した時に夕呼や月詠と一緒に来ていた斯衛が着ていたものの筈。となると、今回の件にはあの時に縁が出来た斑鳩家、煌武院家とやらが関わっているのか?
「ま、この場を用意してくれた日本にしても、色々と考えがあっての事だろうからな。あまり気にする必要はない。俺達は十分にもてなしを受ければいいのさ」
「は、はぁ……そうです……か?」
何故か視線を俺の背後へと向けて小首を傾げるオウカ。
こっちに近づいてきている見覚えの無い相手に対してだろう。
「こんにちは」
「おう、来たな」
その気配は感じ
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