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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-12 生きた証
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へと戻った。
森の中に、聖竜連合のメンバーはおらず……クラインたち風林火山のみだった。
そのリーダークラインのみがHPを俺達に劣らずほどに減っている様に見えた。
かなり、疲弊もしているようだ。
きっと…………仲間を背負い、1対1のデュエルで決着をつけたんだな。
クラインは、俺たちの帰還に……心底ほっとしたように一瞬顔を緩めていたが……
キリトの表情を見たんだろう…………直ぐに口元をこわばらせた。
「おまえら………」
割れたような声で囁く。
キリトは、クラインの膝の上に聖晶石を放った。
「……それが蘇生アイテムだ。過去に死んだ奴には使えなかった。次にお前の目の前で死んだ奴に使ってやってくれ」
まるで、1人で決めているかのような口ぶりだが……
「お前が…………助けられる奴を、助けてくれよ」
クラインはこらえ切れなかったようだ。
希望が打ち砕かれた…………キリトがそんな表情をしているのだ。
「ッ……お前ら……絶対……絶対生きろよ……!最後まで……生きてくれェェ……ッ!」
泣きながら何度も生きろと繰り返すクライン。
膝から崩れ落ち……その場で繰り返す。
今の俺ら…………少なくともキリトにはクラインのことを考える余裕はなかった。
俺らはそのまま、街へと戻っていった。
Story3-12 END
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