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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-10 消えない過去
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ギルドも一緒だ。さすがにこんなクソ寒い真夜中に狩場に篭るようなバカはすくねえけどな。
だが……うちはこれでもギルメンが10人近くいるんだぜ。十分に勝算あってのBoss狙いだ。仮にも年イチなんていう大物のフラグMobがソロで狩れるようなモンじゃねえことくらい、お前ェにもわかってるだろうが!」
「………」
キリトは反論できないようだ。
「まぁ…………『普通』ならそうだろうな」
「あん?」
クラインは俺の言葉に引っかかっていたようだ。
それはキリトも同様だったようだ。
「たまにはパーティーもありかな…………って」
キリトのほうを視た。
「は……?」
――俺にはそんな誘いも……受けるわけにはいかない
何しろ、1人じゃないと意味が無いのだ。
100%アイテムを入手するのには…………
「心配すんなキリト。
俺の目的は背教者ニコラスを倒す事だ。キリトが狙うようなドロップアイテムには興味ない。だから仮に俺にドロップしたとしてもキリトに譲る」
ニコラスが落とすと噂されている蘇生アイテム。
俺も最初は欲しかった。けど……ひとつしかないとしたら、俺が再び会えるのはたった一人だけだろう。
フレンドシッパーは5人そろって成り立つのに、一人だけだとな……
それに、なんか命を軽く見てる気がして……蘇生アイテムは俺にとって要らないもののような気がしたんだ。
それと……キリトが異常なまでにレベル上げに邁進してきた理由、それを俺は知らない。
けど、なんとなく分かる。キリトの纏う空気が僅かに黒くなるからな……きっと俺と同じ……いや、それ以上の経験があったのだろう…………
「やっぱりあの話のせいかよ…………蘇生アイテムの。
まぁ気持ちはわかるぜ?正に夢のアイテムだからな。
≪ニコラスの大袋の中には命尽きたものの魂を呼び戻す神器さえも隠されている≫
でもな、大方奴らが言ってるとおり、ガセネタだと思うぜ。SAOが大元の……普通のVRMMOとして開発されてた時に組み込まれていたNPCのセリフがそのまま残っちまった……本来は経験値のデスペナルティなしにプレイヤーを蘇生させるアイテムだったんだろうさ。
だが、今のSAOじゃありえねえ。ペナルティ……それは即ち、プレイヤー本人の死なんだからよ。
思い出したくねえが……あの時茅場の野郎が言ってたじゃねえか。
それによ……死んだ連中が実際にどうなるのか知っている奴はここには1人もいねえ。
死んだら向こうに戻ってて、『全部は嘘でした!なーんちゃって』とか、茅場が言うのか?ふざけんなよ手前ェ。
そんなの1年も前に決着が付いている議論だろうが。
それが
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