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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-10 消えない過去
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キリトはオレより10は上だし、シャオンに関しては15は上かよ…………
シャオン…………お前どこでレベリングしてるんだ?」
「ん? 基本適当。
最近は…………ここでフル回転することもある」
「はぁ……常軌を逸してるな。キリトは勿論だが、シャオンもいろんな意味で」
何か聞こえてきたけど…………無視無視。
「ってかよぉ!ここ最近キリトはよく見かけるぞ。レベル上げの仕方が常軌を逸してるっだ感じだぞ?マジで。
なんでそんな無茶をしなきゃなんねぇんだ!?
ゲームクリアの為……なんてお題目は聞きたかねえぞ。
お前ら2人がどんだけ強くなったとしても、Boss攻略のペースはKoBとかの強力ギルドが決めるんだからな」
「ほっとけよ。レベルホリックなんだよ。経験値稼ぎ自体が気持ち良いんだよ」
「なわけねえだろが……そんなボロボロになるまでする狩りがどんだけキツイか、それくれぇオレだって知ってるつもりだ。それがソロなら尚更だ。
幾ら70や80あったとしても、この辺じゃソロだったらまだまだ安全マージンなんてあってないようなもんだぞ。綱渡りもいいところだ。
向こう側に転げ落ちるギリギリの線でレベル上げを続ける意味が何処にあるんだって聞いてンだよ」
クラインは、SAO以前からの友人達が中心となって結成したギルド『風林火山』のリーダーだ。
メンバーはみんな仲間思いのいいやつだ。
良い奴ではあるが、そんな男がここまで言ってくる…………
「…………クライン、お前も知ってるのか。キリトが狙っているものを」
「んな!お……オリャぁそんなつもりじゃ……」
いや、そんな表情をする時点でアウトだ。
「この際ぶっちゃけようぜ?
オレがアルゴからクリスマスボスの情報を買った、って言う情報をお前が買った……という情報をオレも買ったのさ」
そのキリトの言葉を聞いて……クラインはもう一度目を見張る。
「んだと……!くそっ……アルゴの野郎……鼠の仇名は伊達じゃねぇな……」
「……今更気づいたとしたら遅すぎだって」
とりあえず呆れ顔で言う。
「だから、オレ達は互いに相手がクリスマスボスを狙っていることを知ってるわけだ。現段階でNPCから入手できるヒントも全て購入済だって事もな。
なら、オレが何でこんな無謀な経験値稼ぎしている理由、そしてどんなに忠告しても止めない理由もお前には明らかだろう」
キリトはクラインにそう伝える。
「……悪かったよ。カマかけるみてぇないい方してよ……」
クラインはあごから離した手でガリガリと頭を掻き、続ける。
「24日の夜まであと5日きったからな。Boss出現に備えてチッとでも戦力を上げときたいのは、どこの
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