暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『想い』
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を棄てたと思ってる。
仕方ない。
胸の内の真実を、薄っぺらな言葉で簡単に言いたくは無い。
周りにどう思われてても良い。
零那には零那なりの愛情表現がある。
零那なりに、娘を想っての事をしたまで...。


娘と同じくらいの子を見かけてはフラ〜ッと靡いてしまう。
友達と居ても『おまえストーカーや!捕まる捕まる!』『放っといたら拉致りそうやなオマエ!』って言われてた。

いろいろ気遣ってくれて、夜勤の日以外は出来る限り毎日、交互に店に来てくれたり。
お金無いときは零那が店入る前に渡しといたりツケにしたり。


お客さんとして、友達として、大事にしてくれる人が何人も出来た。
お客さんにも支えられてた。
出逢いってのは凄く不思議で、凄く縁が在って...
やっぱり、人間は、人間同士の摩擦が無いと、成長も無いんやろなぁって思った。

ママと出逢えた事も、友達の紹介がキッカケ。
この友達も、元旦那の友達の1人。
でも『零那は零那。俺も助けて貰ったこと在るし、離婚して娘と頑張ってたのも知ってるし。娘と離れたけんって何も変わらんよ』って...
最高に嬉しい。
涙堪えるん必死やった。


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