第1章・原作1巻
第6話
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そんな訳で、4月。
IS学園・入学式後。
『なんでいきなり授業なんだよ・・・。
あー、メンドクセぇ!』
『なら寝てればいいでしょう。騒がないでください』
『まーまー、二人とも落ち着いて〜。
落ち着いて、はいタバスコ一気飲み!』
『『飲めるか!』』
『ヒデブッ!?』
「三人とも、そこら辺にして。
先生来たから」
騒いでいた3人にそう言うと、真也はもうひとりの男子の方に目を向けた。
その視線の先では。
「げぇっ!?関羽!?」
パシーンッ!
「誰が三国志の英雄か、誰が」
そう言うと、その教師―織斑千冬は、息を吸ってから。
「諸君、私が織斑千冬だ。君達新人を一年で使い物になるように育てるのが仕事だ。
私の言う事はよく聞き、よく理解しろ。出来ないものには出来るまで指導してやる」
<以下云々。と書いて省略と読む。by作者
それを聞いて。
「・・・こういうのを独裁者っていうのかなっ!?」
最後が妙だった理由は、行ってる途中で千冬が出席簿を頭に直撃させたからである。
「誰が独裁者か」
(貴方ですよ。・・・で、真也?)
(駄目だ射羅、真也気絶してるぜ)
(こんな時こそ、タ〜バ〜ス〜コ〜!)
(抜刀、固娜を抑えてください。とりあえず代わってきます)
(もう抑えたぜ。そして行ってら)
射羅と真也は交代した。
その頃。
「おい、中森晋也、自己紹介をせんか」
千冬がひたすら呼びかけていたが、晋也は答えていなかった。
まぁ気絶したから当然なのだが。
すると。
「はい、今交代しました。
晋也は先程気絶したので今は射羅です」
「・・・射羅?」
「結論を言いますと、晋也は多重人格です。
自分はその一人、射羅です」
「・・・気絶したのか、それは悪かった」
微妙にズレた会話をしつつ、千冬は教壇に戻っていった。
その後、休み時間。
「ふー、物理的に酷い目にあった・・・」
(1撃で失神ってなんなんでしょうね)
(俺でも無理だぞ、ましてや出席簿とかだと)
と、3人で会話していると。
ムニュ。
そんな感触が背中から伝わってきた。
「だーれだ?」
「・・・ん?もしかして陽毬?」
その正体に検討がついた晋也は、幼馴染の名をあげた。
「正解!4年ぶりだね晋也!」
「だね。それにしても、IS学園に通ってたんだ」
「それはこっちのセリフだよ。まさか晋也がIS動かせるなんて思ってなかったよ」
「僕もそれはそうだよ・・・」
「し、晋也くん・・・?そっちの子とどんな関係
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