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とある星の力を使いし者
第149話
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ティンダロスの猟犬に撃とうとしたが、そこで気がついた。
幾ら至近距離とはいえ、ショットガンの弾丸が昏倒している客や店員に当たる可能性はゼロではなかった。
軽く舌打ちをして、一方通行(アクセラレータ)はティンダロスの猟犬を避けるように外に出る。
その後をティンダロスの猟犬が追う。
あの化け物の狙いがやはり自分であることを再認識して、通路に出る。
ここなら周りを気にすることなく戦闘ができる。
とりあえず、ショットガンを後ろに向けティンダロスの猟犬に向かって撃つ。
弾はティンダロスの猟犬に当たるが、見た目ではほんのちょっぴりだけ傷を負っただけで、ほとんど無傷に等しい。
だが、一方通行(アクセラレータ)はそれを見て頬を釣り上げる。
ショットガンを放り投げ、チョーカー型の電極スイッチを入れる。
能力使用モードに変える。
ショットガンでほんのちょっぴりでも傷を負ったという事は物理攻撃が通用するという事だ。
火力不足ならそれを遥かに上回る攻撃を繰り出せばいい。
木原の生物兵器ならショットガンくらい正面から受けても傷など負わないと思っていたが、そうでもなかった。
ショットガンで傷を負うのなら一方通行(アクセラレータ)の全力の一撃に耐えられる訳がない。

(あめェなぞォ、木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥン!
 こンな程度でオレを倒せると思ってンのかよォ!!)

悪魔のような笑みを浮かべ、地面を軽く蹴る。
先手必勝だ。
まだ隠し玉を持っているのならそれを出させる前に潰せばいい。
ティンダロスの猟犬は迫ってくる一方通行(アクセラレータ)を見て、後ろに下がろうとする。
だが、それよりも早く一方通行(アクセラレータ)の拳がティンダロスの猟犬の身体を捉える。
そのままベクトルを操作して、ビルの壁に叩きつける。
ベクトルの勢いは壁に大きなクレーターができるくらいの凹みを作る。
ティンダロスの猟犬は原型が分からなくなるくらいグチャグチャになっていた。
それを確認して、チョーカー型の電極のスイッチを入れ替える。
拍子抜けだった。
あの木原が作った生物兵器にしてはあっさりしすぎている。

(この化け物。
 もしかしたら、木原が作ったモンじゃねェのかァ?)

少し考えたが答えが出る訳がなかった。
直接本人に聞いた方が早いかと思ったが、それほど気にする事ではないので一方通行(アクセラレータ)はショットガンを拾って打ち止め(ラストオーダー)を探しに行く。











打ち止め(ラストオーダー)の知り合いに電話した所、その内の一人に電話が繋がった。
どうやら、その人も打ち止め(ラストオーダー)を捜しているらしい。
上条当麻は今までにあった事をその人に教える。
麻生の事を話そうかと思ったが、その
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