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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第66話 最終決戦
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、ヤバい!!」
逃げようとするが、攻撃による反動と翼の勢いにヴィータは上手く逃れられない。
「くっ………!!」
逃げる事を諦めたヴィータは咄嗟にシールドを張り、自分の守りを固めた。
そして………
大きな音と共に、ヴィータ爆発に巻き込まれたのだった………
「えっ!?………今の音は爆発?」
「ライ、どうしたのですか?」
「何か爆発の様な音がしたの!!」
通路を進み、丁度複数の分かれ道に差し当たった時、不意にライが叫んだ。
「我は聞こえなかったぞ?」
「私も………」
「ううん、絶対にあった!!確か………こっち!!」
夜美と優理の言葉も聞かず、さっさと進んでしまうライ。
「ライ待って!!………私達も行きましょう!!」
「良いの?ライを信じて?」
「ライの動物的感は信じてもいいだろう。それに我等には他に手がかりが無い、闇雲に探すよりはマシだ」
「夜美の言う通りです、もしかしたら誰かと合流できるかもしれません、行きましょう!!」
そう言って3人は先を行くライに付いて行くのだった………
「うっ………!!」
気が付いたヴィータはゆっくりと身体を起こす、全身傷だらけで、バリアジャケットもボロボロになっていた。
「アイゼン………」
近くにあった自身のデバイスを掴む。
グラーフアイゼンもボロボロで動いては居るがチカチカと弱々しく点滅している辺り、かなり限界のようだ。
「もう少し、付き合ってくれ………」
グラーフアイゼンを持ち、足を引きずりながら進む。
「ここを開ければ中枢部………」
ドアを懸命に押し、痛みに耐えながらゆっくりとドアを開ける。
「もう少し……もう少しで………」
普段であれば何かく開けられる扉がとても大きく重い扉の様に思えた。油断すればすぐに気を失いそうなほど、ヴィータもダメージが大きかった。
「あと少し………これで!!」
そんな中でもヴィータは最後まで諦めず押しきった。
「後は………えっ?」
ふらつく身体ながらグラーフアイゼンを構え、最後の攻撃へと移ろうした時だった。
「何……で?」
ヴィータが見た光景は何もない真っ白い部屋だけだった。ゆりかごの中枢部らしきものもなければ何か重要そうな物も無い。
「そ、そんな………」
何とか保っていた緊張の糸が切れ、そのまま倒れこむ。
「わ、私はクレイン・アルゲイルの…掌で遊ばれていただけだったのか……?」
そう思うと涙が溢れてきた。
もう何も出来ない、無力な自分が不甲斐なくて自然と溢れていた。
「ご
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