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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第66話 最終決戦
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「恐ろしいね…!!」
クレインは先程と同じ様に盾を展開して攻撃を防いだ。しかし先程とは違うのが、正面の攻撃を防ぐのに必死になっている事。
パルチザンブラスターの砲撃が優位にたっているのだが、それ以上に気になることがあった。
「フォースフィールドを使ってこない………」
『本当にもう使えないのかしら………?』
「だとしたらこのまま一気に………!?」
その時、俺の身体に電流が走った。
「なっ………!?」
いきなり身体全体が重く感じる。
『零治!?』
『どうしたの!?』
エリスとホムラが心配してくれるが、今度は頭痛も襲ってきて俺は思わず攻撃の途中なのに地面へ降りてしまった。
『大丈夫零治!?』
『しっかりして!!』
「ああ………何とか大丈夫だ………」
と返したが正直強がりだ。フルドライブを解いたがそれでも変わらない。
「やっと来たか………やれやれ、ここまで時間が掛かるとは思えなかったよ」
「何のことだ………?」
やっと頭痛も取れてきたが、未だに身体の重さ、そしてだるさが残っている。それも戦いに支障をきたしそうな程。
今は少しでも時間が欲しかった。正直気休め程度だろうがそれでもマシになることを信じて。
「君のその身体についてさ。まさか本来の身体の所有者では無いホムラがあんなに長く戦闘し、更に切り札であった神速の多様、これほどまで酷使していて全く支障は無いと思っていたのかい?」
「だ、だが俺の身体の負担は先輩のレアスキルの効果で………?」
「先輩のレアスキル?何の事を言っているのか分からないけど、急速回復こそ、最も身体に負担のかかる行為だよ?………要するに自身の治癒能力を強制的に上げている訳だからそれを何度もしてれば当然負担が増えていくさ。………まあ実際に調べた訳じゃ無いからハッキリと断言出来た訳じゃ無いけど間違いじゃ無かったみたいだね」
「それじゃあお前は俺がこうなるタイミングを待って………」
「そう、だから君を後回しにして加藤桐谷との戦闘を優先した」
零治自身自分の身体の影響を考えていなかった訳ではない。
実際神速について確認もしたし、ウォーレンの残してくれたスキルも万能では無いと思ってはいた。実際今まで戦えていたし、神速さえ控えていれば問題ないと思っていた。
「クソッタレ………!!」
ここに来て大きく追い込まれてしまった。
戦闘不能では無いが、アギトとユニゾンしておそらく何時もの50%程の動きしか出来ないだろう。その上大きい威力の技も使い所を考えなくてはならない。
「さて、これ以上回復させる義理もないし、さっさと終わらせてもらうよ」
「零治!!」
「アギト!!」
俺の様子を見てアギトが慌てて飛んできてくれた。
『ユニゾンイン!
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