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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
最後の戦い
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結果が決まり、例の白い待機場所へ飛ばされる
以前は戦いへのモラトリアム(猶予期間)と次のフィールドの名称だけを表示していただけだったが、今は先ほどまで戦っていたバレットオブバレッツ本戦の最終ランキングが出ている

一位に俺とシノン。二位とび三位にステルベン。四位にペイルライダーで五位がレオン。六位に闇風と続く。そして一番下に回線切断者ギャレットの名前
死銃の犠牲者であろうその名前に軽く黙祷を捧げる
やがて、ログアウトへのモラトリアムを終え俺の意識は現実世界へと帰っていく









目が覚めるとすぐに見えたのはキリトの顔のドアップ。キリト顔面に反射的にたたき込んだ正拳突きで悶絶するキリトを一瞥し、なぜか側にいたアスナに声をかける

「アスナ、警察に連絡を。安岐さんは菊岡さんに連絡をお願いします」

「警察って……どこに呼べばいいの?」

「シノン……本名朝田詩乃の家だ。場所は菊岡さんに調べてもらえ。俺は今から詩乃の家に直接向かう」

詩乃の家の住所なんて記憶していない。この情報化が進んだ世界で、自分の家以外の住所を知っていることは稀だ
菊岡さんは腐っても役人なのだから、役にたってもらう

「お、俺も……」

顔を押さえていたキリトがふらふらと立ち上がる

「ダメだ。現実での強さなら俺の方が強いし、なによりこれは俺がけりをつけなければいけない問題なんだ」

これは俺のケジメ。いつも脇役でしかなかった俺が、初めて前に出て身に余ることをやった……それでもこの手で助けたかった少女を守り切るために

「そうか……」

「ほら、リン君」

「ありがとうございます」

安岐さんが差し出してくれた俺の上着をありがたく着る

「じゃあ、ちょっと行ってきます」

「頑張ってその少女を助けてきなよ?」

「はい、当然です」

安岐さんに言われるまでもなく、それは規定事項だ。成功率とかは関係なく、必ず助ける

「いいわね。青春って」

そう安岐さんが呟いたときには俺は駆け出していた

病院を出てすぐにタクシーを拾い、詩乃の家の最寄りの駅に下ろしてもらう

そして、再び走りだした
焦る気持ちを抑え、いつもの自身のペースを取り戻す。無理に加速して、戦えないなんてことになったら意味はない
地面を踏み込む度、加速したくなる足を抑えつつ、アスファルトの道を駆ける

やがて、詩乃の住むアパートが見えてきた。かなり、ボロボロの小さなアパート

俺はギシギシと音を立てるこれまた壊れそうな外階段を登る
そして、登った先にいた一人の少年。詩乃のいる部屋の扉を狂ったように拳で殴るその少年には見覚えがある。以前会ったことがあるその少年の名は確か、新川恭二だったか
どち
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