第五十七話 浮気?いいえ誤解です
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かが分からない。
ヒカリ「…何か大輔君、一緒にデジタルワールドに行くこと少なくなったね」
タケル「そうだね、デジモン達の話からすれば毎日来てるらしいけど…」
何故一人だけ別行動をするのか?
その理由が分からない。
そして何故一乗寺賢と一緒に写ってるのか聞きたい。
その時。
フェイト「あれ?」
タケル「フェイトちゃんと…誰?」
フェイトとはやてがタケル達の元に向かう。
フェイト「彼女は…」
はやて「ええよ。自己紹介くらい自分でする。うちは八神はやて…八の神と書いて八神」
ヒカリ「あ、私と苗字が同じなんだ。」
はやて「ふーん、で?その雑誌は何なんや?」
チラリと雑誌を見ると、思わず雑誌を引ったくってしまった。
フェイト「はやて?」
フェイトも雑誌を覗くと、トップを飾っている大輔と賢を凝視してしまう。
チビモン[だいしゅけお兄ちゃんだー]
ギルモン[何だ、賢じゃねえか]
フェイト「うん、大輔…格好いい……」
京「は?」
一瞬聞き間違いかと思ったが、フェイトの大輔を見る表情は恋する乙女そのものであった。
はやて「ふ…ふふふ…」
どす黒い笑みと共に、雑誌を見るはやてにタケル達はドン引きする。
フェイト「はやて、どうしたの?」
はやて「どうしたもこうしたもあらへん…見てみい…」
はやてが指差すのは、大輔と賢の台詞であろう物が書かれている行である。
フェイト「…可愛いあなたに捧げる言葉…?」
読み上げたフェイトの身体が小刻みに揺れる。
はやても嘲るように笑う。
はやて「ふふふ……これは浮気と考えてええんやな…?ふ…ふふふふふふふふふふふふ」
伊織「(目が笑ってない…顔は笑ってるけど目が笑ってない…!!)」
フェイト「ふふふ…大輔の浮気者…」
バリィッ!!!!
京「ぎゃああああ!!?」
バリィッという派手な音を立てて真っ二つに破けた。
今回は特別特集で、普段より分厚い雑誌がたやすくだ。
はやて「あ、ごめんな〜。つい力入れてもうたわ」
フェイト「全くもう、はやてったら…ふふふ」
はやて「あっははははは」
見惚れる程、美しい笑みを浮かべる二人だが、オーラから滲み出る怒りを隠し切れていない。
フェイト「京さん」
京「ひゃい!!?」
恐怖のあまり変な返事をしてしまうがフェイトは気にせず雑誌の半分を手にしながら尋ねる。
フェイト「これ…貰ってもいいですか…?」
京「どうぞどうぞ!!」
顔を真っ青にしながら破けた雑誌を渡す京。
はやて「おおきに〜。ほな、フェイトちゃん…行くで〜…ふふふふふふ…」
フェイト「うん…ふふ…」
美しくも恐ろしい笑みを浮かべながらこの場を去るフェイトとはやて。
多分はやては分からないが、フェイトは確実に大輔に会いに行くのだろう。
この時、全員が思った。
ご愁
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