第三十五話 月光の下でその十三
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本当に見ていられないわ」
「ううん、奈良県も大変なんだな」
「今回の旅行で奈良県にも行くけれど」
裕香は故郷に帰ることについても今は溜息混じりだった。
「あのキャラもいるのよね」
「奈良県も大変なのね」
向日葵はその辺りの事情が今一つわかっていない感じだがそれでも言った。
「観光地で賑やかかと思ってたら」
「南は違うけれどね」
こう返すことを忘れない裕香だった。
「北はそうだけれど」
「そこになのね」
「そう、あの妖怪みたいなのがいるのよ」
「妖怪って」
「奈良県じゃなくて東京ドームに憑けばいいのに」
人類共通の敵にして憎むべき悪読売ジャイアンツのことだ、戦後日本の歪みの象徴とも言っていいまさに邪悪である。
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