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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-25
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はISの整備や移動の訓練。三日目は少しの自由時間の後学園に戻るという。大雑把ではあるが、纏めるとこんな感じである。なぜこんな話をしているかというと……。
 蓮も束と一緒に参加することになってしまったからだ。


「それにしても、まさか私まで参加できるとはねぇー」
「色々と建前は言われたが、どうせ織斑千冬がいないと束の監視も出来ないと踏んだのだろうな。どうもお前のことを上層部や委員会の奴らは恐れているようだな」
「別にいいよ。私にはれんくんがいれば問題なんてないからね」


 御袰衣蓮は年齢が違うが所属する学年的に束は学園の専属メカニックだから。そんな上辺だけの理由をつけられて参加する羽目となってしまったが、どちらにせよ臨海学校には乱入する手筈となっていたのだが裸、余計な手間が省けて逆に助かる。


「にしてもここは賑ってるねー。何でもそろうぐらいしか此処にないのにそれがいいのかな?」
「まあ、こんな規模の大型デパートなんてこのあたりにはここしかないからな。それにIS学園からも一番近いし、そういう発注も受けているんだろうよ」


 二人は学園の最寄デパートである『レゾナンス』に来ていた。理由は、デートもかねて久しぶりに出かけたくなったからだ。基本IS学園に閉じ込められてしまうが、必要なものを揃えなければならないため、許可を取って来てあるのだ。監視がついているが……別に問題はないだろう。目立って問題を起こす気もないし、何か密会でもする気もないから。それに織斑姉弟と山田先生、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、箒とここのデパートに来ているらしいからいろいろな面で万全なのだろう。


 蓮と束は、そんなに見てくれを気にする人ではない。自分の好きな色のものを揃えればそれでいいと済ませてしまう人たちなのだ。今回も水着などの小物を買いに来ただけなのだ。それに海には入りたくないから水着なんていらないのだが、自由時間は砂浜で過ごさなければならないということなので、仕方がなしに買うのだ。蓮は一般的な黒のトランクスタイプのものを。束も一般的な薄紫のビキニタイプのものをそれぞれ無難に買っている。


 あっという間に終わってしまった買い物。三十分もあればすべてを揃えるのは難しくないことだ。これからどうすることもなくただデパート内を歩いていると目の前にゲームセンターを見つける。蓮が束に目を向けると束も蓮の方を見て何かを訴えていた。時間もあることだ。二人はその中へと入っていった。


 ◯


「……ん? あれって束さんと御袰衣か?」
「あら、そうみたいですわね。二人で……ええっと、なんていうんでしたっけ……」
「ゲーセンにいるなんて……いつものイメージにはないな」
「そう! それですわ! そのゲームセンターとやらに私も行っ
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