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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-11 黒幕
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界では稀だが、結婚の制度を悪用に気づく連中が出てくると。
離婚ではなく死別すれば、アイテムはどうなるのか、
ってことに」
「え?」
シャオンとキリトの言葉に意味が解らないと言うようにヨルコ達は首をかしげた。
シャオンとキリトはこの場にいる元・黄金林檎のメンバーに全てを話した。
導き出されたその真実を……
その答えに、シュミットを含む3人とも驚愕の表情を浮かべる。
「じゃ、じゃあ、グリムロックが?アイツがこの事件の犯人?グリセルダを殺したのも?」
シュミットは、震える声でそう聞く。
その問いにキリトは首を振る。
「直接手を汚してはいないだろう。恐らくは殺人はレッドに、ラフコフに依頼したんだろう」
だからこそ、この場所にさっきの連中がきた。
疑いようの無い真実を間近でみたのだから。
「そんな……ならなんで?何で、グリムロックさんは私達の計画に協力してくれたんですかっ?」
「アンタ達は、グリムロックに今回の計画の全てを話していたんだろう?
なら、それを利用して、今度こそ指輪事件の真相を闇に葬るつもりだったんだろう。永久にな。
シュミットにヨルコさん、それにカインズさんの3人が集まる機会を狙って纏めて消してしまえばいい」
「多分だが、グリムロックはグリセルダさん殺人の依頼をした時から、奴らとのパイプはあったんだろうな」
「そ、そんな……」
ヨルコは力なくその場に崩れ落ちる。
そんなヨルコを側にいたカインズは支えた。
そのときだ。
「見つけたよ」
十字の丘の入口から声がした。
「後の事は本人の口から聞いてみようか」
Story6-11 END
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