暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-10 笑う棺桶
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
トはにやりと笑う。
「何ィ?」
PoHはその言葉に不快感を覚えた。
この顔、ハッタリじゃない。
「それにさ、前ばかり気にしちゃ駄目だな?ラフコフの皆さん?」
キリトがそう言うと……
その次の瞬間、全身を貫かれるような感覚に襲われ、横を青い筋が通った。
「「「ッッ!!」」」
それはPoHも例外ではない。
体の反応に任せて振り返る。
そこには、倒れ付すシュミットに解毒結晶を掲げている者がいた。
その男は、あたりはまだ闇に近しい薄暗さだと言うのに、はっきりとその輪郭が解る。
突出しながら現れたキリトとは似ているようで少し違うその姿。
それがPoH達には死神に見えていた。
黒と青の死神に見えたのだ。
自身のギルドの名前は笑う棺桶。
どちらかと言えば、死神の名に相応しいのは自分達だ。
だと言うのに、その自分達でさえ死神を彷彿させるその姿。
「てめぇ、蒼ッ!!」
そう、それは笑う棺桶のメンバーにとっては忌々しい存在。
あの攻略組との大規模戦争の時、笑う棺桶壊滅の一手をしたのは正に目の前のこの男の所業だった。
『蒼藍の剣閃』シャオンだ。
「目の前しか見えないのはいつも同じみたいだな」
シャオンは、シュミットに解毒を施した後、徐に立ち上がった。
「さて、どうするかな?」
キリトは同様に剣を構えつつ一歩前へでる。
「オレ達2人を相手にしてみるか?久しぶりに、黒と蒼の剣技、たんと堪能できるかもしれないぜ?」
キリトは3人を見ながら、にやりと笑う。
シャオンとキリト、2人が合わさる剣技が如何なるものなのか。
それは、アインクラッド上層部を根城にしているものなら、誰でも知っているといっても大袈裟ではない。
一撃に重きを置き、素晴らしい反応速度を見せるキリト。
手数で圧倒し、絶対的な始動速度で攻めるシャオン。
個々で相手にするより遥かに死角がなくなる。
そしてシャオンもPoHに、他の2人にも視線をやると
「お前達は死を恐れないんだろう? それに時間稼ぐくらいなら、俺らだけで十分だ。
時間が立ちゃ他の攻略組の連中もここに集まる。
弱者はどっちだろうな?
それとも……ひとっ走り、付き合うか?」
「てめーら調子に……」
ジョニーが毒ダガーを構えつつ、飛びかかろうとした時、PoHがそれを止めた。
「確かに、キリトだけならまだしも、貴様が、そして他にも蛆虫が集まるようじゃ、コチラに分が無いな」
PoHはシャオンの目を見てそう言う。
眼だけが蒼いはずなのに、体を覆いつくすかのようなオーラを放っているかのような蒼い眼。
周囲
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ