暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-9 素敵だけども現実的
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
した。
「うん。後は彼女達に任せようか。この事件での俺達の役回りは終わりだ」
彼女達のやった事、それは決して褒められたものじゃない。
アレだけのパニックを起こしたのだから。
だが、その原因はギルドのリーダーの死。
それが忘れられなかった、忘れたくなかった。
だからこそ、実行に移したんだろう。
「それだけ……慕われていたんだろうね。グリセルダさんは」
フローラはそう思った。
「そうだな。俺達はまんまとその目論見通り動いちゃったけど。俺は嫌な気分じゃないよ」
「そうだね。
……シャオン君は、もしそう言う場面になったら、超級レアアイテムがドロップしたら何て言ってた?」
フローラがそう聞く。
黄金林檎で起きたようなことが、もし自分の身に起きたらどうしていたのかを聞きたかったようだ。
「そうだなー、元々俺は、そう言うトラブルが嫌だから、ソロをやっているって言う理由もあるし。
ま、ドロップさせた人の持ち物ってことで」
「あ、私や血盟騎士団と同じだね」
「そうなのか?血盟騎士団では」
「だって、SAOでは、誰が何を入手したのか、それは全部自己申告でしょ?隠蔽のトラブルを回避したかったら。そうするしか無いわ。
それに……そう言うシステムだからこそ、この世界の結婚に重みが出るのよ。結婚すれば、2人のアイテムストレージは共通化するでしょ?それまでなら、隠そうと思えば隠せたものが結婚した途端何も隠せなくなる。
ストレージ共通化って、とてもプラグマティックなシステムだけど。同時にとってもロマンティックだと私は思う。真剣にお互いが好き同士じゃなきゃ、成り立たないもの」
この世界において、個人の情報はまさに生命線といっても過言ではない。
確かに結婚と言うシステムは互いが最大級に信頼しあっていないと、出来ないものだ。
「なぁ、フローラ」
「ん?」
「さっき、ロマンチックだとか、プラグマティックとか言ってたけど、なんで?」
「だって、身も蓋も無いでしょ?ストレージ共通化なんて」
「まぁ、それはわかるけど。
……ストレージ共通化?」
その時、ストレージ共通化と言う言葉を再度聞いてシャオンは何かが閃いた。
何かが、もうひとつのパズルの欠けたピースの一つ一つが合さっていくような感じだ。
「シャオン君?」
考え込むシャオンにわからなかったのか、フローラはシャオンの方を見た。
「ストレージ共通化。その結婚の相手が死んだとき、相手のアイテム、それはどうなる?」
「それって、グリセルダさんとグリムロックさんの事?
えっと、相手が死んでしまったら……」
「とりあえず……ヒースク
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ