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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-8 手料理と真相
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は逃げられたといって、無事に帰ってきた。
そのため、安心してしまい忘れていたのだ。
「でもなー、これだけじゃ事件のパズル穴だらけなんだよな」
シャオンのその表情はピースが足りていないという感じだった。
「じゃあ、気分転換にこれ、どーぞ!」
フローラは包みを差し出す。
「くれんの?」
「美味しいもの食べてリフレッシュしないとね?」
「んじゃ、お言葉に甘えて」
シャオンはそれを受け取る。
紫がかかった色の包み。
それを開いて見るとバゲットサンドが入っていた。
「そろそろ耐久値が切れて消滅しちゃうかもしれないから急いで食べた方が良いよ?」
「リフレッシュできないじゃん」
「ゴメンゴメン」
「んじゃ頂きます」
会釈を言い、口にそれを運ぶ。
「!」
シャオンは一口目で驚愕。
食べた事の無い味だった。
そう、一言で言えば
「美味しい」
「ほんとっ??」
フローラはシャオンが呟いたようなその言葉を聞いていたようだった。
身を乗り出してフローラに聞く。
「うん、美味しいよ。この世界に来て一番」
「わっ♪」
ガッツポーズをするフローラ。
「てか、いつの間に仕入れたんだ?」
「こう言う事もあるかと思って朝から用意してたの」
「メシのこと全く考えてなかったなぁ。
で、これは何処から仕入れたんだ?こんなに美味いのはこの世界で初めてだからさー」
シャオンがそう聞く。
「売ってないよっ♪お店のじゃないからね?」
フローラのその一言。
それを聞いてシャオンはすぐに気づく。
「そっか、手作りだったんだ。ホントに美味しいよ」
「でしょ♪」
フローラはにっこりと微笑んだ。
「でもさー、ずっとこうするのもあれだよね」
「まぁ、そうなんだけどね……」
シャオンは暇なので取り出したポーションを開けて飲む。
「シャオン君、そんなことして大丈夫なの?」
「えー、だって暇じゃん」
飲み干したポーションの残骸を床に落とす。
それは無数の硝子片となって、消え去っていった。
「ポイ捨てしちゃダメじゃない、シャオン君!
……シャオン君?」
フローラはシャオンの表情に気がつく。
残骸が砕けた場所を凝視していた。
「どうかしたの?」
フローラはそう聞く。
シャオンの中でかけめぐる情報。
「……繋がった」
「えっ?」
数秒後、店内に響くシャオンの声。
「そっか、そうだったんだ」
「シャオン君、どうしたの?」
「この事件のパズル、ようやく完
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