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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-7 第二の圏内殺人
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な、半年だぞ?半年もたって今更!!
何で今更そんな事があるんだ!
お前は良いのか!?ヨルコ!こんなわけのわからない方法で殺されて良いのか!?」

ヨルコに?みかかりそうになるシュミットをシャオンが手を?んで抑える。

「落ち着けって!取り乱しても答えは見つからない!」

キリトがシュミットの方を見た時、その全員の表情が凍り付いていることに気が付いた。

「ッ!!」

直ぐに何か異変があったと感じヨルコの方を見る。

その時、ヨルコの体はぐらりとゆれた。

その背中にはダガーが突き刺さっていた。

そして、宿屋の窓から外に。

「まずい!!」

「ヨルコさん!!」

キリト、シャオンが駆け出すが、時は既に遅かった。

伸ばした手は空を切り、地面に落下したヨルコは硝子片となって砕け散った。

あの時と同じように、その体に刺さっていたダガーだけを残して。



「ッッあ、ああ……」

キリトは砕け散ったヨルコを見て唖然とする。

この場所は宿。

システム的に保護された空間で、目の前でPKが行われた事実を突きつけられて動揺を隠せない様だ。

「キリト!」

シャオンはキリトの肩をつかむ。

そして視線を前にした。

この町並みの屋根の上。

普通ならばそんな所に立つ事など誰もしないところに誰かがいた。

「絶対逃がすか………!

アスナ、フローラ、キリト!後は頼んだ!」

シャオンはその人物を見る。


そして間髪入れず飛び出した。

「まって!駄目だよ!!」

フローラは、突然の事だったので反応が遅れてしまっていた。

それはアスナも同様だ。

だが、怯え震えているシュミットをこのまま1人にしておくことなんか出来るはずも無い。


キリトもそう考え、皆シャオンの言葉に従いその場に留まった。










屋根から屋根へと跳躍するシャオン。

普段は使わないSEEDも、こんな状況では四の五の言ってられないため、使っている。

敏捷度が上がれば超人的な動きが出来るようになる。

現実的ではありえない光景が更に続いていた。

「待ってろよ!」

その人物はフーデットローブを羽織っている。

頭にまですっぽり多いかぶっているその姿はまるで死神のようだった。


シャオンは走りながら剣に手をかける。



だが……

「!」

シャオンは見た。

その人物が手に持っている鮮やかな青いクリスタルの存在を。

「くそっ!!」

思わず舌打ちをする。

「ッ!!」

シャオンは、反対の手でピックを取り出し、ローブの人物に向かってスナップスローの要領で放
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