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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-6 黄金林檎
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ある程度の事だったら、フローラはアスナ、シャオンはキリトの方に付くことが多いのだが、その時はそれとは雰囲気が違った。
話し合いでは平行線となって、全く纏まらず最後には代表者間でのデュエルで決着となった。
勿論キリトvsアスナだった。
その頃アスナは、少なからずキリトの事を気にしていたのだ。
でも、その気持ちをアスナは振り払うようにデュエルを決行した。
そこで、キリトの本当の実力を目の当たりにしたのだ。
彼のこと、そこから気にかけるようにしていた。
だからこそ、会議ではしょっちゅうぶつかっていた。
受け止めてくれるからこそ、ぶつかって行った。
現実での一日を無駄にするわけじゃなく、一日一日を積み重ねているんだって強く思っていた。
「アスナは私の相談にのってくれたんだし、私でよかったら相談してね?」
フローラは優しそうな表情でアスナを見る。
「………………」
アスナは一瞬顔を赤らめた。
フローラの事はよく相談に乗った。
相談にのる、というよりはおせっかいをした、と言った方が正しいかもしれない。
それでも、シャオンと会って話す機会が断然と増えた。
「そう、ね」
アスナは顔を赤らめながらフローラを見る。
「お互い、頑張ろうね。フローラ」
「うん!」
2人はお互いを見あい……笑っていた。
Story6-6 END
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