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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-6 黄金林檎
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のようで、一呼吸置く間もなく頷いた。

















そして、一行はヨルコを宿に送った後、KoB本部へと向かった。

「ねぇ、皆は今回の圏内殺人事件、どう思う?」

その帰り道、フローラが皆に聞いた。

「……何も考えつかないな」

「オレは、大まかに3通りだな。
まず1つ目は正当なデュエルによるもの。あの時は、見つけられなかったが、1つの可能性として考える事は出来る。2つ目は機知の手段の組み合わせによる、システム上の抜け道」

「まぁ、そんな所、でしょうね。3つ目は?」

「圏内の保護を無効化にする未知のスキル、またはアイテムの存在かな」

アスナの問いにキリトはそう答えるが

「3点目は、俺は無いと思う」

シャオンがそう答える。

「え?どうして?」

「フェアじゃないだろ?そんな仕様があったら。

SAOのシステム・ルールは、基本的に公平な仕様になっているはずだからな」

鋭い視線のまま、雲行きの怪しいこのアインクラッドの空を見つめていた。

「だな。オレも3つ目はそう思うよ」

キリトも同意。


「「……」」

アスナとフローラは2人に感心した様子だった。

この世界において、最前線の攻略組……その先頭を務めると言っても過言ではない二人。

その二人が言うのなら間違いはないだろう。


アスナはキリトの後ろ顔を見つめる。

すると自然に若干歩幅が広がりシャオン、キリト・アスナ、フローラの距離が広がった。

その距離を見たフローラはニヤっとアスナの方を見て耳打ちする。

「アスナ、キリト君の事結構頼りにしているみたいだね?上手くいってる?」

「!!」

アスナは、その言葉に反応した。

「?」

シャオンはそれに反応したのか振り返る。

「どうかしたのか?」

キリトもどうやら同じだったようだ。

「なんでもないなんでもない!」

アスナは手を思いっきりふった。

フローラはただただ笑っているだけだった。

「ちょっと、フローラ。変なこと言わないで」

フローラにだけ聞こえるようにアスナはそう言った。

「だってアスナ、あのキリト君とデュエルした時から、見てる目が変わったって思ったし。
変じゃないでしょ?

お昼寝した時も。キリト君、私も素敵だって思うよ?」

ニコっと笑みを見せる。

「っ、そ、それは……」

アスナは、否定できない。



そう、以前の攻略会議の事だ。

意見が真っ二つに分かれてしまった事があった。

その中心がアスナとキリトだった。

シャオンとフローラは、それを離れたところで見ていた。

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