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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-6 圏内事件
Story6-2 最高の気候設定
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「確かに、な」

シャオンも同意した。

「ほんと?」

「そうかしら?」

「なら、ためしに寝転がってみな。直ぐにわかる」

キリトはそういい、再び睡眠体勢に入る。

「そうだな。百聞は一見にしかずって言うし。

レッツトライすべきだぞ、これは」

シャオンも同様だった。




アスナとフローラは2人の気持ちよさそうな姿を見て
温かな日光と心地よい風を感じて


そして、気持ちよさそうに寝る2人を見て、ついつい……














◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















「ん……」

まず目が覚めたのはシャオンだ。

寝るといっても彼にとっては一時間ほどの休憩の様なもので、熟睡はしていない。


それだけで十分。

だが、その休憩時間、隣に誰かがいた。


「ん?」

眠っている者。

あと少しでシャオンにしがみつきそうで、少し離れている絶妙な距離だった。

「ん……っ……」

傍にいるから吐息が聞こえてくる。

すぐ横にフローラが横になっていた。

「やってみればわかるって言ったけど……ホントに寝るとは……」

シャオンは、ため息を出しながらフローラの頭を撫でる。

立ち上がって周りを見るとキリトの隣にアスナがいた。

そのアスナも寝ていた。

「んん……?」

どうやら、キリトも目が覚めていたようだ。

「ああ、おはよ。キリト」

シャオンはキリトにとりあえず挨拶を。

「ああ、おは……って……はっ?」

キリトは傍で寝ているアスナ、少し離れたところで寝ているフローラに気がつく。

どうやら、キリトもわかったようだ。

ただ、解ったのは、アスナとフローラが寝ている事だけでなぜこの状況になったのかはまだ分かっていない。

「どういうこった?」

「そう言うなよ。キリトが言ったんだろ?寝転んでみればわかるって」

「シャオンも言っていたじゃないか。百聞はなんとかって」

「うん、言った、多分」

そう言うことだ。

「俺ら2人のせい、と言う事に……しとこうか」

シャオンはキリトを見た。

キリトも重々承知のようだ。

「ああ。そうだな。しておこう」

キリトは頷いた。

このまま放置するのは危険だからだ。

2人は特に野宿を経験しているわけでも無いだろう。

眠るときは安全な宿でのはずだから。

「いつ、何処ででもろくでもない連中はいる。そんな思い付きをするくらいなら、もっと別の部分で発揮すればいいんだけどな」

そう言いながら、仕切りの柵の上に座った。

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