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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-7 拒む手と包む手
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に、圧倒的な速さ。


止められるプレイヤーはいない。



そこで動くプレイヤーが一人。

「フローラ!? 無茶だ!」

「お前じゃ無理だ!」

その声に耳を貸さず、フローラはシャオンの元に行く。



――君のそんな姿見たくないから……私が止めなきゃ




シャオンがそのオレンジプレイヤーに突きを放とうとしていた。

「ヒィィィッ!」

「シャオン君!!」


ガスッ


その突きは腹部に刺さった。


…………フローラの。


「…………捕まえた」

その行動に討伐隊のメンバーは驚く。





「シャオン君! こんなこと止めてよ! いつもの君じゃない……君らしくないよ!」




シャオンの動きは止まらない。




「この…………分からず屋!!」


フローラはシャオンにキスをする。





「っ…………」


シャオンの思考が元に戻っていく。

「シャオン君…………」

「お……俺は……?



…………っ!」

シャオンはそこですべてに気がついた。

自分が今、何をしているのか……に。

「…………」


カーソルがオレンジになったシャオンは、その場から逃げ出すように走り去ってした。







その後、討伐隊は回廊結晶で笑う棺桶のメンバーを監獄送りにし、その場を後にした。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















場所は変わり、笑う棺桶討伐会議をした場所に討伐隊のメンバーは来ていた。


そこでは、今回の討伐の報告をリーダーであるDDAのメンバーがしていた。

「今回のラフコフ討伐は討伐隊の死者が8人、ラフコフの死者が15人。

最悪の結果となったが、ラフコフを討伐できたことは喜ばしいことだ。

皆で健闘を称えあおう」


パチパチパチ


拍手が鳴り響く。

しかし、そんな空気も次の言葉で

「しかし、今回のことで懸念すべきことが2つある。

一つは『幹部メンバーが捕まっていない』ってことだ。

おそらく、どこかに逃げたに違いない。
今後、メンバーを集めて再興する可能性がある以上、今後も警戒してくれ。




もう一つは……あまり言いたくないが、シャオンのことだ。

皆も見ただろう、あのシャオンの姿を」

その言葉に皆がうつむく。

「不殺が目的のはずなのだが、シャオンは錯乱してラフコフのメンバーを殺した。

それも大量に、だ。

オレンジプレイヤーとは言え、これは許
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