番外アナザー:闇と光の隠された戦い
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壊不可能な地面に深いクレーターが出来上がっていた。
『く……そ……が……』
「雷帝よ、お前さん、異能力の癖に人格あんのかよ」
『……貴様、何故……』
ライトの姿をした雷帝は言う。
「あー?まぁ……そいつに今死んでもらうと困るっーか……まぁ神様の諸事情だ」
『はっ……随分と……御人好しの……神様が……居たものだな……』
「それは俺も同意する」
「ウォイ!?」
インフィニティードラゴンに突っ込むダーク。
「……はぁ。そこまで喋れるなら回復せんでも良いか。お前さん、ライトの異能力なら異能力なりに、手伝ってやれよ?それこそ、コイツがこの先背負うものをお前さんが手伝えば良い」
『……神様、一つ、質問しても良いか?』
「どぞ。神様の言えない範囲外なら♪」
ダークは言うと、雷帝は口を開く。
『ーーーこの先、俺は、俺達は愛する人を、この手で抱きしめられるか?』
それは、ダークでも言えるか言えないか際どい所だった。
「んー、ソイツはお前さんら次第、って所だな雷帝。言えるんはそれくらいか?」
『……ふっ、やはり……御人好しの……神様……だな』
「本気で同意する」
「ウェイ!?」
二度目の突っ込みダーク。
『……だが、まぁ……コイツには色々と前世でも借りが在るからよ……キチンと、アイツの愛する人を助けてやりてぇ……俺の願いはそれなんだ……色々、世話にもなってるし……異能力となった俺が人格を持ってるのも変な話だけどよ……気ぃ効かせた神様がやってくれたんかな……』
「あー、一人だけ心当たりが……」
『そうか……なら、その人に礼を頼むよ、神様……しばらくは人格としては出れねぇし、もしかしたら人格統合されてもう二度と出れねぇかもだからさ……』
「依頼、承った。ーーーじゃあ今度は何処か、違う世界で会おう、雷帝」
『ああ……アンタみたいな人なら、大歓迎だね……』
『テレポート!プリィズ……』
ダークは転移する前に、もう一度雷帝を見ると、それはもう見慣れた雷帝にそっくりだった。
現実、ライトの家
「アレから……もう数年か……」
翔夜は北斗と一緒に出掛けていく来人を見ていた。
あれから殆ど雷帝状態ではあるが、異能力は出ないし、そしてその元の人格も居ないような感じになっていた。
恐らくは、統合されたのだろう。ーーーアンダーワールドで起きたロードとの統合や、ゲンとの統合と同じく。
『浮かない顔をしているね、翔夜』
シフトスピードカーを通してベルトさんが言う。
「んー?まぁ、浮かないっちゃ浮かないけど……それは言えないな」
『フム……翔夜が珍しいね。あの翔夜が』
「おいベルト。焼却炉にぶち込まれたいか!?」
本当はしないけど。
『おっと、怖い怖い……』
シフトスピードカーは道に乗ると、何処かへ行ってしまった。どうせドラ
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