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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-6 モノトーンの思考
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「シャオン!」

「…………」

「こいつ…………ラフコフの幹部だ!」

「…………」

「何か言えよ! シャ…………」

そこまで言ったところで、キリトの身体が不自然に揺れながら倒れていく。

「!?」





「ワーン、ダーウン!」

場に似つかわしくない、底抜けに明るい声。

その声がシャオンの怒りを加速させていく。

「気を付けろシャオン……!
あいつはジョニー・ブラック……麻痺毒のエキスパートだ……!」

「あれー?黒の剣士さんはもう終わりですかー?」

「…………」

ガスッ

「なっ…………」

シャオンの剣による突きがジョニーの体に刺さる。

「てめぇみたいな無邪気に人殺せるオレンジプレイヤーが…………俺は一番嫌いなんだよ!!」

「おにーさん、こわいなぁ……!」

と言いつつも接近しているシャオンに向かって短剣を振り下ろす。





パリーン

「!?」

ジョニーの短剣は柄から先が折れていた。

柄から先は……ジョニーの背後に落ちていた。



「…………」

シャオンは剣を引き抜いて短剣をへし折ったのだ。


あの一瞬の時間で。

「おもしろいね、おにーさん!」

「…………」


ガス ガスッ

片手剣スキル3連撃技〔トライ・スラント〕

ジョニーの両腕を切り飛ばし、相手を蹴り飛ばす。


「…………!?」

暗闇から再び剣が投げ込まれた。

シャオンは難なく避けて辺りを見回す。

包丁のような剣を携えたオレンジプレイヤーがいた。

「…………PoHか」

「Wow……何故俺の名前を?」

歌うような疑問符。

「…………」

「……フン、答える気はないってことか」



その場に異様な空気が漂った。
















Story5-6 END
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