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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-8 希望の種と仲間の言葉
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シャオン、会えてよかった。ありがとう』

次のメッセージをクリックする。レンからのメッセージだった。

『これ聞いてるってことは、俺もう死んでるな。

シャオン、ありがとう。攻略組で、俺たちに関わる必要なんてないのに、丁寧にレクチャーしてくれたお陰で俺たち強くなれたし、楽しかった。

お前の温かい心が、俺は好きだったなー。

じゃあな、会えてよかった』

さらにクリックする。

『よっ、シャオン。俺死んじまった。

シャオンのセンスには驚かされたけど、もっと驚いたのは教えるの上手だったことだったな。

人のことを考えられて、行動できるお前なら、この先も攻略組としてやっていけるよ。

優しいお前に出会えてよかった。じゃあな』

スコールのメッセージだった。

さらに2つ順にクリックする。

『シャオン。これを見てるってことは、多分私死んでるね。

シャオンが地下水道で言ってくれたこと、今でも覚えてる。でもね、私、いつか死んじゃうって思ってたの。

私にその意志がなかったから。

だから、気負わないでね。シャオンはシャオンのままで、優しいままでいてね。
さようなら、シャオン』


『シャオン。今まで、俺たちのために時間を割いてくれてありがとう。すごく嬉しかった。

お前はビーターでも、攻略組でもない。シャオンっていう一人の人間だ。
だから、今後も誰かをその優しい心で守り続けてほしい。

さようなら、シャオン』


「うっ………ううっ………うああああっっっっ!!!」

涙が止まらなかった。

その震える手は6つ目のクリスタルを起動していた。


『「ヤッホー!シャオーン!フレンドシッパーのみんなでーす!君が自殺しないようにみんなでメッセージを送ります」

「ところで、俺たち一人一人のメッセージを見てくれたかな?」

「聞いてるってことは、多分、俺たちもう死んでるね」

「でも、シャオンには気負わないでほしいんだ」

「私たちはシャオンの優しさに、温かい心に助けてもらったから」

「枕投げしてワイワイ騒いだとき、本当に楽しかったよ」

「それ話題から離れてるよ」

「まぁ、いいじゃん。

で、私たち、あの時もうギルドホームのお金、貯まってたんだ」

「でもね、私たちはシャオンに何一つ御返し出来ないのが嫌で、お金稼ぎに行ったの」』

俺はっ………十分過ぎるぐらいに……人の温かさを……君たちからもらっていたのに………

『「結局死んじまったけどな。

シャオン、これは俺たちからの最後のお願いだ」

《生きて、このデスゲームをクリアしてほしい》

「シャオンがこの世界で歩いた証を、私たち5人で空の上からずっと見てるよ
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