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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-7 暖かさと絶望と
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える開閉音。

「シャオン。枕投げしよーぜ!」

「お金に余裕あったんで枕買ってきたからー」

ユフィー………レン……お前ら最高。


俺は枕投げをするために広い部屋への扉を開けた。



バフッ

「やったー!大成功!」

「イエーイ」


開けた瞬間レンとスコールの枕が俺にあたった。


「お前ら………やったなー!!」


枕をピッチングマシーンの要領で投げる。

「シャオン!枕片方貸して!」

「ほれ来た!」

「それっ!」

アルトの投げた枕がレンにあたる。


「えいっ!」

「それっ!」

スコールとユナの枕がアルトに当たる。


「アルトーー!! お前らーー!」

バフッ

俺の投げた枕がユナの顔に当たる。

「あ………」

「ううう………」

少々泣き顔のユナ。ヤバいヤバい泣かせたらヤバい。
どうにかしないと………

「ユナ………ご、ごめん」

「………てへっ」


バコーン


ユフィー、レン、スコール、ユナが投げた枕が俺に直撃。




「ユナぁ〜〜そりゃひどいよー」

「シャオン、ごめんねー」















数分後、疲れた俺たちは同じ部屋で頭を寄せあって布団に入った。


「なぁ………」

「ん?」

「シャオンは何で俺たちを助けてくれたんだ?」

レンからの唐突な質問。

「………俺も知りたい」

「………俺には、フレンドシッパーのアットホームな雰囲気が羨ましかった。

だから……自分に足りないものを補おうとして、フレンドシッパーを助けたのかもな」

「じゃあ、私たちは互いに互いを補っているのかな?」

「お、ユフィー。珍しくいいこと言うじゃん」

「うるさいなぁ……もう」

やっぱり、アルトたちは温かいな……心が温かい。

だから、俺は聞きたくなった。

「なぁ…………俺がビーターでも、変わらずに接してくれるか?」

その質問を口にしたとたん、みんながクスクス笑いだした。

「君たちー、俺はまじめに質問してるんだけど」

「だってさ、そんな質問、聞かなくても答えは分かるだろ?」

「うん、そうだね」

「私たちは君がビーターでも、変わらずに接していくよ」

「だって、私たち、フレンドシッパーだもん。

友情は大事にしてる」

「ふふっ……そうだな。聞くだけあれだったな。


アルト……いいメンバーたちだな」

「そう思うだろ?」



そのあと俺を除くメンバーたちは寝てしまった。


俺は、ステータスを確認すると眠りについた。


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