空白期 中学編 04 「お嬢様? 達のお茶会」
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し、私は学校に通っていませんから騒がしくなることもないと思いまして。仮にショウと一緒に居るところを見られたとしても、レヴィやディアーチェほど私は間違われませんからなのはに迷惑もかけないでしょうし」
まあ確かにシュテルとなのはは体型は同じくらいだが我や小鴉、レヴィやフェイトに比べれば間違われることは少なかろうな。髪型もシュテルはショートカット、なのははサイドポニーにしておるし。それにシュテルは昔と違ってメガネをかけておるのだから。
「それに私は彼のパートナーでもありますし、一時期はディアーチェのようにあの家に厄介になっていましたから恋人の振りもできるかと」
「う、うん……シュテルちゃんの理屈は分かるんだけど。でも……そういうのは良くないと思うな」
う、うむ……確かにそのとおりだ。偽りの恋人関係などあっていいものではない。シュテルのためにも、ショウのためにも……。
もしかするとショウのことが好きな女子がおるかもしれぬからな。我のようにあの学校に通っておるフローリアン姉妹は何かとあやつに話しかけておるようだし。それにショウにも想いを寄せる相手がおるかもしれん。
……あやつに意中の相手はおるのだろうか。
いや、別にあやつが誰を好きでも構いはしない。ただいつもする会話に色恋に関するものは感じられないから、気になるだけで。3年間厄介になる身としては、相手がおるのなら応援したり気を利かせるべきだろうからな。断じてあやつのことが気になっておるわけでは……。
「そうね。あいつって結構モテるみたいだし」
「そ、そうなのか?」
……し、しまった。つい聞いてしまった。これでは我があやつに気があるみたいではないか。
えぇいアリサ、ニヤけるでない。我とて年頃の女子なのだ。その手の話には興味くらい持つわ。さっさと続きをせぬか。
「アリサ、私も聞きたいです。ぜひ続きを」
「え、えぇ……えらく食い気味ね。シュテルも意外と興味あるのね」
「意外とは失礼ですね」
「わ、悪かったわ。そうよね、シュテルも年頃の女の子だものね。えっと、続きだけど……あいつって昔から勉強できたし、運動も大抵のことはこなせるのよ。それに家庭科の授業で料理もできるって知られてるから。ね、すずか?」
「え、あぁうん。それに背も高いほうだし……あと同年代よりも落ち着いてるのもポイントが高いのかな」
ふむ……確かに一般の女子からすれば、あやつは何でもできる奴になるのだろうな。少し愛想がないが、前よりも良くなってはおるし。
顔も……悪くはない。まあ人によっては違うかもしれんが、我からすれば……って、我は何を考えておるのだ!?
『見た目から服の好み、好きなタイプも一緒なんやから、これはもう運命やろ。観念してわたしの姉やんになるべきやと思うんや・け
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