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とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第13話 喰らい合う人外たち
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答えた

「貴様こそ自分の雇い主の命令に背くつもりか?今回の命令は『土方歳三と風間千景の力量を調べろ』だったはずだぞ?私が近くで監視していたからヤツ等の力量はわかった。後は貴様の雇い主と我が主に報告するだけだ。さっさと引き上げるぞ」

「……ちっ!」

狐の面の女の命令に何故か従う刃衛はあっさりとその後に続いた。これに土方たちも黙って見逃すつもりは無かった

「待て貴様ら!一体何のつもりだ!?」

だが土方の言葉に狐の面の女は振り向くとこう答えた

「そう吠えるな土方歳三…今宵はここまでだ。いずれ面白い“宴”を開くつもりだ…それまで楽しみにしていろ」

「このまま黙って見逃すと思っているのか?」

刀を構えた風間が鋭い視線を送るが狐の面の女に全く効果は無かった

「自惚れるな地上鬼。貴様ごとき、2秒でその首を落とせるが…今はその命を受けていないのでな。今あるその命を大事にしておけ」


そのまま立ち去ろうとするが土方が声を上げた

「待て!貴様は一体何者だ!?」

「………」

黙っていた狐の面の女だったが、名を名乗った


「私はある御方に仕える側近頭。名を白夜…月野 白夜(つくの びゃくや)だ」

そう名乗った狐の面の女…月野白夜は刃衛と共に今度こそ完全に姿を消した


その場にいるのは警備委員(アンチスキル)数名と千鶴と上条、土方と風間のみ。結果は散々な物となった。警備委員(アンチスキル)の仲間数名は殺され、大事な情報を持っているはずの刃衛は逃げられた。土方は悔しさのあまり、拳を車にたたきつけた

「くそぉっ!」

ダンッと鈍い音が響きながら、この謎の事件は取りあえずの終結を迎えた。しかしこれで終わりじゃないとこの場にいた誰もが思った。この先何が待っているのかそれはまだ誰にも分からなかった
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