暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0876話
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には世界中へと流されている。
 そして、今の俺達は文字通りの意味でモニュメントの残骸を踏みしめている……即ち、ハイヴの征服をこれ以上無い形で現しているのだ。
 この光景がどう見えているのか。それは予想するでもなく明らかだろう。
 ……正直、この手の事は好きじゃないんだけどな。ただ、このマブラヴ世界の住人は色々な意味で絶望を味わっている者が多い。
 キリスト教恭順派なんてのは、その最たるものと言ってもいいだろう。
 今は全世界で国やら民衆やらに排除されつつあるが。
 特に難民がこっち側についたのは大きい。何しろキリスト教恭順派の主なメンバーは難民が多かったらしいからな。それと、難民解放戦線とかいう奴等も何だかんだで大人しくなってきているとか。
 まぁ、難民解放戦線の目的を考えれば、その難民の生活を劇的に向上させつつある俺達シャドウミラーに対して敵対行為は出来ないだろう。
 もし敵対行動をしようものなら難民からの支持を得られなくなるし。

『ねえ、アクセル。そろそろいいんじゃない?』

 そんな風に考えていると、レモンからの通信が入る。
 確かにここまでやってみせれば、もう十分か。

「そうだな、じゃあそろそろシロガネに戻るとしようか。色々とあって今日は疲れたし、明日からまた忙しくなるのは間違いないからな。今のうちにゆっくりと休んでおこう」

 そう告げ、こっちの方へと移動してきてたシロガネへと戻っていく。
 そんな俺達の下では、メギロート、イルメヤ、シャドウの3機種が未だに散発的に現れるBETAへと向かって殲滅するべく動いているのだった。
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