ハイスクールD×D 黒龍伝説 3
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り落とした事で空は飛べなくなった。それで十分だ。
「くっ、よくも我が翼を!!これでも喰らえ!!」
投げて来た光槍をエクスカリバーで切り落とす。余裕を見せて笑ってみせるが、本当の所はぎりぎり反応出来ただけだ。それでも笑ってやる。短い付き合いで分かったことだが、基本的に裏に関わっている者達は心理戦に弱い。ちょっと挑発すればすぐに怒って冷静な判断を下せなくなる。
案の定、コカビエルも怒りを露にする。これで聖書に名を残してる奴なのかよ。まさか襲名性じゃないよな?そんなバカな事を考えながらエクスカリバーとラインで光槍を捌き続ける。光槍を捌くついでに擬態の力を使ってエクスカリバーを古野と同時に手裏剣も飛ばしてみる。
「これならどうだ!!」
焦ったコカビエルが大量の光槍を空一面に展開する。
「そいつを待っていた!!」
透明なラインから一気に光力を抜き取ると同時にそれとエクスカリバーの陣に使われていた光力を合わせて展開出来るだけのラインを空一面を覆い尽くす全ての光槍に接続して吸収する。
「ば、ばかな」
そして吸収した光力の全てをエクスカリバーに叩き込み、コカビエルに斬り掛かる。
「往生しやがれえええええ!!」
何の抵抗もなく振り抜かれたエクスカリバーによって聖書にも記された堕天使は塵一つ残さずこの世から消滅する。
「あ〜〜、しんどい」
エクスカリバーを地面に突き刺して座り込む。太った神父の方を見ると、いつの間にかやってきた木場が終わらせたようだ。なんか手に聖剣なんだか魔剣なんだかよく分からない剣を持っている。
とりあえずこれで終了か。さて、会長に怒られる準備をするか。勝手に病院を抜け出して、勝手に戦場に突撃してしまったからな。
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