第五十六話 擬似融合
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に見えるんや。ブイモンのパイルドラモンに名前を付けへん?」
大輔「名前か…」
全員が名前に頭を悩ませるが、エクスブイモンとスナイモンの融合体、パイルドラモンの腹部のX文字が賢の視界に入る。
賢「エックス…いや…」
はやて「へ?」
賢「パイルドラモンイクスはどうかな?」
フェイト「イクス?」
賢「“イクス”はエックスの別称で、“未知数”という意味がある。デジゲノムを取り込んで単体でジョグレスするデジモンはブイモンしかいないだろうから、この名前が一番相応しいと思う」
大輔「パイルドラモンイクスか…格好いいじゃんか」
はやて「流石、賢兄やな!!センスええわ!!」
賢「あ、ありがとう。ブイモンもこれでいいかな?」
ブイモン[勿論!!パイルドラモンイクスか…]
新たな進化形態のきっかけを手にしたブイモンは拳を握り締め、天井を見上げた。
賢「出来るだけジョグレス進化はしない方向で行きたいんだ。僕も融合して分かったけど、あれの負担は四人で負っても凄まじい物だった。ブイモンとワームモンも幼年期になったし…」
大輔「俺も賢も凄い脱力感に襲われたしな…出来るだけやらない方向で行くのは賛成だ」
賢「うん、もしあれを二体で負担を負うことになったら…」
凄まじい負荷により死んでしまうのではなかろうか?
心と心が重なる感覚がする進化。
大輔はあの進化で賢をとても身近に感じた。
だから分かるのだ。
賢はまたパートナーを失ってしまうのが怖いのだ。
その気持ちを理解した大輔達は頷いた。
はやて「賢兄は優しいんやな…」
賢「そうかな…」
ブイモン[よし!!俄然やる気が出て来たぞ。]
大輔「明日からお前と一緒に行っていいか?ストレスが溜まって胃が痛い…」
賢「胃薬要るかい?」
大輔「お気遣いどうも…」
本宮大輔11歳の若さで胃薬の世話になるのだった。
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