異なる物語との休日〜クロスクエスト〜
休日のD
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「リュウゥゥゥゥウウウウウッ!!!!」
少女の絶叫が響き渡る。神速で女湯の更衣室から飛び出した何かが、疾風とともにセモン達を突っ切り、リュウに思いっきり抱き着く。というか体当たりをかます。
「グッハァッ!?」
卓球玉の衝撃も冷めやらぬうちにさらなるダメージを負ったリュウはすでに轟沈寸前である。本当に不運だ。
「リュウ……ハァハァ……寂しかったんだからぁ……ハァハァ……」
「ちょっ、やめろマリー!! お前そんな変態キャラじゃないだろうが!」
前言撤回。末永く爆発しろ。少女……マリーに思いっきりすりすりされながら喚くリュウに対して、いつもは自分が言われている(とは気付いていないが)事を心の中でぶっ放してみる。
「だってぇ……だってぇ……ッ!!」
恨めしそうな顔でミザールをにらむマリーを見て、来人が苦い顔。
「……新羅……何したんだお前……」
「何で私を疑うのよ!? マリーちゃんが男湯の方に飛び出して行こうとしたから全力で止めてただけよ!」
「いや、ふつう逆だろ」
事実男湯で、メテオがご都合主義結界に操られて特攻をかまそうとしたのを見ているセモンは、思わず突っ込みを入れてしまっていた。
「……ね、ねぇ、清文?」
「うん? 琥珀か。どうだった、気持ち良かったか?」
「うん。最高だった……んだけどさ、あれ……何……?」
視線の先には、今だS・S・Rを続けるキリト&雷斗。
「あー……」
「すでに手遅れの気配が……」
苦笑いをするのはシーナ。
「ほっときましょ。それが一番よ」
「ネオさん? それはいつも俺にやっている対処方法では?」
「効果抜群だものね」
「やめて!!」
アステとメテオが夫婦漫才やってる。
「こんな時には……」
「みんなの抑止力に出てもらうしかありませんね!!」
リナとオウカが何かうれしそうだ。
「というワケで、ミヤビちゃん、GO!!!」
「ちゃん付けすな!! というか『GO!!!』って何!? 私は氷漬けマシーンじゃ無!!!」
そんなことを叫びながらも、キチンと凍らせるミヤビ。……ダブルライトを。
「うぉーい!?」
「何故に俺も!?」
「止めなかったから同罪」
「キリトは!? 当事者のキリトはどうなんだよ!?」
「和人は良」
「出たよ旦那バカ!!」
そんなわけで卓球大会は強制終了となった。
のだが。
「皆さんお上がりですか〜? あらあら、卓球してたんですね。お兄様が卓球台を増やしてたのはそう言う事だったんですかぁ」
ものかげからひょぃっ、といきなり出てきた女将に、一同絶句
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