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大陸の妖精
FIND THE WAY
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ったくの作り話


八年前、エルザはショウたちの船に爆弾を仕掛けて一人で逃げたという話だった



ショウ「ジェラールは言った!!姉さんは魔法の力に酔ってしまってオレたちのような過去を全て捨て去ろうとしてるんだと!!」


グレイ「ジェラールが・・・言った=H」


ルーシィ「あなたの知ってるエルザはそんな事する人だったのかな?」


アルト「エルザがお前らの船に爆弾を仕掛ける現場でも見た≠ネら話は別だけどな」



ショウ「お・・・お前たちに何が分かる!!オレたちの事何も知らないくせに!!」


一瞬言葉に詰まったショウだったが、再びエルザたちに向かって言い放つ



ショウ「オレにはジェラールの言葉だけが救いだったんだっ!!だから8年もかけてこの塔を完成させた!!ジェラールの為に!!」


エルザ「・・・・・」


ショウ「その全てが・・ウソだって?正しいのは姉さんで、間違っているのはジェラールだと言うのか!!?」



「そうだ」


ショウの叫びに答える声


その正体はカジノでアルトたちと対峙した巨漢の男、シモンだった



エルザ「シモン!?」


アルト「お前は・・・」


シモン「カジノの件はすまなかった、アルトレア・ウィルダント」


アルト「その事はもういい・・・だってお前はあの時暗闇の魔法を出した後、わざと俺たちを見逃してくれたんだからな」


グレイ「何っ!!じゃあ俺の氷の身代わりを攻撃したのもわざとか!?」


シモン「あぁ・・誰も殺す気はなかった、オレの目的はショウたちの目を欺くためだったからな」


ショウ「お・・オレたちの目を欺くだと!?」


シモン「お前も、ウォーリーもミリアーナも・・・皆ジェラールに騙されているんだ・・・機が熟すまで・・・オレも騙されているフリをしていた」



エルザ「シモン・・・お前・・・」


シモン「オレは初めからエルザを信じてる・・・8年間ずっとな」


気恥ずかしそうに頬を掻き、微笑みながら言うシモン


エルザはそんなシモンの姿を見て、歓喜の笑みを浮かべた



シモン「会えて嬉しいよ、エルザ・・・心から」


エルザ「シモン・・・」


二人は抱き合い、共に再会を喜び合った



ショウ「なんで・・みんな・・・そこまで姉さんを信じられる・・・何でオレは姉さんを・・・信じられなかったんだ」


その光景を見たショウは、その場に泣き崩れる



ショウ「くそぉおおおおっ!!!!うわぁああぁああ!!!!」


ショウが悲痛な叫び声を上げる



ショウ「何が真実なんだ!!?オレ
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