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大陸の妖精
FIND THE WAY
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ールと戦うんだ・・・」


そう言ったエルザの左目からは大粒の涙が流れていた




アルト「エルザ・・・」


エルザの過去を知り、言葉を失っていたアルトたち


そんな中、グレイがエルザに問いかける



グレイ「ちょっと待てよエルザ・・・話の中に出てきたゼレフって・・・」


エルザ「ああ・・・魔法界の歴史上、最凶最悪と言われた伝説の黒魔導士」


涙を拭ったエルザは、表情を切り替えた



ルーシィ「た・・確か呪歌(ララバイ)から出てきた怪物も『ゼレフ書の悪魔』って言ってたよね」


エルザ「それだけじゃない・・・恐らくあのデリオラもゼレフ書の悪魔の一体だ」


グレイ「!!」


アルト「あんな化け物を造りだせるなんて・・・どんだけすげえ魔力を秘めてるんだよ」


ジュビア「ジェラールはそのゼレフを復活させようとしてるって事ですか」


エルザ「動機はわからんがな・・・ショウ・・・かつての仲間の話ではゼレフ復活の暁には楽園≠ノて支配者になれるとかどうとか・・・」


顔を俯かせながらエルザは言った



ルーシィ「そういえば、あのかつての仲間たちの事って どうしてもふに落ちないんだけど・・・」


ルーシィが怪訝そうな表情を浮かべる



ルーシィ「あいつ等はエルザを裏切り者って言ってたけど・・・裏切ったのはジェラールじゃないの?」


エルザ「私が楽園の塔を追い出された後、ジェラールに何かを吹き込まれたんだろうな」


ルーシィ「そんな・・・」


エルザ「しかし私は8年も彼等を放置した、裏切った事にはかわりはない」


ルーシィ「でも、それはジェラールに仲間の命を脅されてたから近づけなかったんじゃない!!それなのにあいつら・・・」


エルザ「もういいんだ、ルーシィ・・・私がジェラールを倒せば全てが終わる」



アルト「(エルザ・・・エルザは本当にそう思ってるのか・・・!?)」



『この戦い・・勝とうが負けようが、私は表の世界から姿を消す事になる・・』



アルト「(この言葉・・・エルザはジェラールに勝っても姿を消すことになる・・・まさかとは思うけど、全てが終わるって意味は・・・)」


アルトが思考を巡らせていると、ショウがよろめきながら近づく



ショウ「姉さん・・・その話・・・ど・・どういう事だよ?」


エルザ「ショウ・・・」



ショウ「そんな与太話で仲間の同情をひくつもりなのか!!ふざけるな!!真実はぜんぜん違う!!」


ショウが血相を変えて、怒鳴り散らす


奴隷だったショウたちがジェラールから聞かされた話はま
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