月光校庭のエクスカリバー
第45話
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た!行きます!」
二人の肩に触れて譲渡を行う。
「『Transfer!!』」
俺から二人に圧倒的な力が流れていくのを感じ、そして二人からすさまじい魔力が溢れる。
「―――いけるわ!朱乃!」
「はい!天雷よ!」
朱乃さんは指を天を向け魔法陣を展開する。
その魔力を感じ取ってかケルベロスはすぐさま逃げようとするが。
「・・・逃がしません」
ケルベロスの足を小猫ちゃんががっちりつかんで逃がさないようにしていた。そして
「・・・えい」
自慢の怪力を持ってケルベロスを空中に放り投げた。
空中で身動きの取れなくなったケルベロスは
「鳴り響け!!」
ドオオオオオォォォン!!!
朱乃さんの放った雷撃に飲み込まれた。
さっきの雷とは比べ物にならないレベルの、あの巨体を埋め尽くす大きさの雷撃を喰らったケルベロスはそのまま無に帰った。
部長はケルベロスが消滅するのを確認するとすぐさまコカビエルに向けて魔力を放った。
「喰らいなさい!」
普段の十倍有るだろうデカい魔力が放たれる。速度も速く直撃コースだ。
だがその消滅の塊をコカビエルは片手で防いだ。
嘘だろ!?躱すなり、魔力を当てて相殺するならまだしも、片手で防ぐなんて!
そしてコカビエルに止められていた魔力の塊は上に軌道を変え、空に消えていく。
「さすがは赤龍帝の力と言ったところか!ここまでリアス・グレモリーの力を引き上げることが出来るか!これは面白いぞ!」
コカビエルは関心しているようだが、こっちは余裕なんてこれっぽっちもない。
今の部長の一撃は全力と言うわけじゃないだろうけど、間違いなく消し去るつもりで撃ったはずだ。それを片手で防がれたんだ。こりゃ体半分対価にするしかないかね。
そんな算段を立てているとグランドが一際輝きだした。
「―――完成だ」
バルパーの声が聞こえた。
目を凝らしてみると五本のエクスカリバーが重なるのが見えた。
七本に分かれたエクスカリバーの内、五本がここで一つになったって事か。
光が収まるとそこには一本の剣があった。
「エクスカリバーが統合されたことで下の魔法陣も完成した。後二十分ほどでこの町は崩壊するだろう。止めるにはコカビエルを倒すほかない」
なんだって!?後二十分でこの町が崩壊するだって!?
魔王様の援軍が来るのが一時間後だから間に合わない。俺たちの手でコカビエルをどうにかしないとこの町が崩壊しちまう!
「フリード、最後の余興だ。一つになったエクスカリバーで戦って見せろ」
「ボスは人使い荒いっすねー。まぁ五本を束ねたウルトラなエクスカリバーを使えるなんて光栄の極み!そしてそんな超絶武器で悪魔の首をチョンパできるんだからやるっきゃないでしょう!」
現れたフリードはエクスカリバーを
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