暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0875話
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いく。

「レモンは反応炉の調査を。可能なら機能を保ったままで入手したいが、無理なら破壊しても構わない。生きている反応炉がここにある以上、BETAがいつ取り戻しに来るか分からないからな」
『分かった、すぐに簡易的な調査に掛かるわ。スレイ、悪いけどちょっとこっちを手伝って』
『了解した。まずは何をすればいい?』
『反応炉の周辺から確認していきましょう。そもそもこの大きさなんだから、ハイヴから出すにはメインシャフトから運び出すしかないしね。そうなればハイヴと一体化していたりした場合は、どうにかして取り外さないといけないわ』

 そんな風な通信を聞きつつ、次にコーネリアへと。

「コーネリア、お前は周囲の索敵を頼む。メインホールを俺達が占拠したのは確かだが、心臓部の反応炉がまだ動いている。となると、BETAが反応炉を取り返しにここに攻めてくる可能性は決して低くない」
『うむ、任せて貰おう。全機、周囲の警戒を厳にせよ。ドリフトは勿論、スリーパー・ドリフトの類にも注意しろ』

 コーネリアの指示により、全員がそれぞれ周囲を警戒するようにメインホール内へと散っていく。
 あのムラタですらも大人しくその指示に従っている。
 ……要塞級を思う存分斬り捨てて満足したか?
 そんな風に思いながら、最後にシロガネに向かって通信を入れる。

「マリュー、こちらアクセルだ。メインホールに到着。そこに存在していたBETAを全て撃破、現在はレモンが反応炉を調査中だ。ハイヴの攻略に成功した。……繰り返す、ハイヴの攻略に成功した」
『思ったよりも随分と早かったわね。この件は観戦武官や国連の方に知らせても?』
「ああ、問題無い。こっちで反応炉を調べて……」

 そこまで告げた時、不意にレモンからの通信が入る。

『アクセル、残念だけど反応炉を現状のまま取り外す事は出来そうにないわ。破壊するしかないみたい』
「……そうか」

 ある意味予想していた結果の1つではあるが、それでも反応炉を確保出来なかったのは非常に残念だ。

「聞いての通りだ。反応炉を確保するのは無理らしいから、撃破することになる」
『……そう、残念ね』

 マリューにしても研究者として反応炉を確保出来なかったのは残念だったのだろう。小さく溜息を吐くが、すぐに気を取り直して頷く。

『分かったわ。こっちでもすぐに連絡を回すから』

 そう告げ、通信が途切れる。

「レモン、反応炉の破壊は俺に任せてくれ」
『ええ、お願い。ただ、一応持って帰ろうとは思っているから、ハイヴと接触している部分を斬り離すような感じでお願い』
「任せろ」

 短くそう返し、使い慣れている武器をその手に宿すべく口を開く。

「アダマン・ハルパー、展開」

 その言葉と共に、
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