マブラヴ
0875話
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反応炉からエネルギーを貰うというBETAの性質のせいか、ハイヴ内にも関わらず……さらに母艦級がいないというのに、要塞級の姿まである。
まぁ、普通のホールでも要塞級が自由に身動き出来るのを考えれば、反応炉があるメインホールに要塞級がいるのは別に不思議な事じゃないんだろうな。
で、恐らくはここから出る時には母艦級辺りの出番な訳だ。
ニーズヘッグを追ってくるBETAへとヒュドラのビーム砲を放ちながら、そんな事を考える。
母艦級がどのくらいの数いるのかは分からないが、それでも1つのハイヴに1匹だけという事は無いだろう。恐らくドリフトを作っているのも母艦級の仕事なんだろうし。
……ああ、それを思えば寧ろハイヴを作っている場所に母艦級の数は多くなるのか? いや、それでもフェイズ2のハイヴで俺が遭遇した1匹だけなのを考えると……
「レモン、スレイ、今だ!」
内心で考えつつも出された俺の合図と共に、メインホールの出入り口付近から姿を現すヴァイスセイヴァーとシャドウ。
ヴァイスセイヴァーは手に持っているビームマシンガンから無数のビーム弾が、ソリッド・ソードブレイカーが、胸部からはファイアダガーが放たれる。ビームマシンガンのビームは、BETAの先頭にいる突撃級をあっさりと貫き、その背後にいる要撃級や戦車級をも貫き、更にその隙間を縫うようにしてBETAの群れの内部に入り込んだファイアダガーは、要撃級や各種小型のBETAを爆発へと巻き込んでいく
ソリッド・ソードブレイカーはレーザーブレードを展開しながら飛んでいき、要塞級の下から奥に長く伸びている腹の部分を貫き、あるいはそれを叩き落とそうとした尾の先端をレーザー弾で逆に破壊し、更には頭部へと向かってレーザーブレードを展開しながら突っ込む。
シャドウからは肩に装備しているビームガトリング砲による掃射が行われ、突撃級は近づく事も出来ずに装甲殻を貫通されては死んでいく。
更に両手に持っているM950マシンガンの弾丸も同様に突撃級やその背後にいる要撃級へと命中して命を絶つ。
そして……
『おいおいおいおい、参加者が揃う前にパーティを始めるってのはちょっと気が早くないか?』
その声と共にソードブレイカーが飛んで来てレーザーブレードを展開させながら要撃級へと食らいつく。それとタイミングを合わせるように五大剣とシシオウブレードを左右それぞれの手に構えたトリニティゲインがBETAの群れの中、具体的には要塞級の目の前まで突っ込み、次の瞬間に要塞級の足や胴体、身体を切断していく。
ある意味、これ以上無い程のタイミングで姿を現したムウとムラタ。
……だが、援軍はこれだけでは終わらなかった。
BETAの群れの中に次々に命中する5連チェーンガンとスプリットミサイルH。
それ
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