第七章
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とはなかった。それを一年続けて。
夏樹にだ、出勤した時にこう言った。
「彼氏出来たから」
「おいおい、本当かよ」
「本当よ、嘘じゃないわよ」
にこりと笑っての言葉だった。
「それはね」
「そうか、それじゃあな」
「そう、何か私の目が好きって言ってくれたのよ」
「ほらな、御前のその目はな」
「コンプレックス感じることでもなかったのね」
「そうなんだよ、じゃあこれからもな」
「ええ、目はそのままでね」
コンプレックスを感じずアイメイクも薄いままでというのだ。
「いくわ」
「それじゃあそうしろよ」
「あんたも彼女出来たのよね」
「そうだよ、結婚を前提にしてな」
「お互い頑張っていこうな」
「そうしましょう」
こうした話をしてだった、二人は会社での仕事に入った。愛乃の仕事ぶりは前よりも溌剌としたものになっていた。
垂れ目でもいい 完
2014・7・30
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